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Unlimited【ダンまち】

第75章 神器、覚醒





精霊王「折角人間として生まれたんじゃから、そちらで学ばせた方が、と思っての?
そうでないと学びにはならんし、ずっと精霊達とじゃと神聖なものしかおらんし」ごにょごにょ

フィン「あー…←思い当たる節があり、腕組みしたまま納得した顔をする

あの世と同じく、ゆったりとした学びにしかならないんだね?」

精霊王「うむ!
折角この世に来たんじゃから…の?;

辛い想いをさせたくない親心と、乗り越えると信じて送り出すの板挟み、ジレンマになっとったわ;」

ケイト「色々心配してくれて、考えてくれて、本当にありがとう」

精霊王「何を言うか。気にするでないわ」

憮然といった面持ちで、ケイトへ溜息を零した


お主は気兼ねし過ぎなんじゃ!
とまで叱責を飛ばすそれに、ケイトは苦笑交じりに再び礼を言い、気を付ける、と零した

それに精霊王は満足したようで、満面の笑みを浮かべた…


アイズ「えっと…
お母さんは…私の、魔法の中にいるの?」

フィン「ああ、そうだよ

死んだ後は、ね?」

リヴェリア「それが血の契約、半身というものなのだろう
その弊害のようなものだ

半身同士の娘に、な?」

フィン「精霊とは神聖なもの
そこを利用した搦め手、穢れの排出のようにして結ばれた異種族として生まれるらしいからね」

アイズ「…うん

(居て…くれたんだね
気付けなくて…ごめんね」

胸に手を当てながら、心の内で囁いた

アイズは祈るように目を瞑っていて、
レヴィスがアイズの魔法を見た直後にアリアと呼んだ理由を知った


ティオナ「あ、所で、上辺よりも中身を見る件は?」

ケイト「あー…
言葉と行動の差、かな?

言葉では立派なこと言ってるけど、行動が伴ってないと言うか…」

フィン「いや…それじゃあ語弊があるよ←顎に手を当てつつ考え込む

他へ人生や人命に危害が及ぶ迷惑を掛けて、平気でいられるか
その一点に限るかな?

所詮、他人事でしかない
考える価値もないどうでもいいもの、そう捉えているんだ


仕方ないだなんて――割り切れる内はね」

ケイト「フィンは背負ってるじゃん、全部」双眸見据え

フィン「あ、あはは^^;
今はその話は置いておこうか;(苦笑)

(参ったな…
平気じゃない、なんて見透かされている気分になる

まあ…その通りではあるんだけれど;」腕組&瞑目←複雑な胸中


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