第75章 神器、覚醒
ベリアル「そうか…(にやり)
(想像(予知)通り、だな)
我こそは――
癌に対する専門の、神々の使徒――ベリアル!
この時を持って、私が保証しよう!癌の世界には決してさせんと―――!!」
ケイト「私だって手伝うよ」
ティオナ「右に同じく!」
リヴェリア「ああ
黙って指を咥えて見ている気はない」
フィン「当然だね」
アイズ「うん…言われるまでもない、当たり前のこと」
私達が消えちゃうし…
それだけの事態だし
という念が伝わってきた
そしてそれらは…皆もまた、同様に抱えていることを理解した
と言うか…
精霊王もまた、激しく二度頷いていた……
精霊王「わしのもととなる神は、始祖神じゃからの」
『え!!!??』
精霊王「精霊が『神の分身』という話は聞いとったろ?
お主が産まれるから、それに合わせて、とのことじゃ。
正確に言うと…魔神の闇を受けるよりも前だったがな。
だからわしも不死身なんだと
他の精霊も、不死だからの
精霊の血に宿るなり、自然に宿るなり、なんなりして力を蓄えて復活するわ
だからある程度のことは通じとるしわかっとる
ついでに精霊神も創世神の…おっほん!!
やめておこう、忘れてくれ」
ケイト「あー…通りで近付き難いと思った
一つだった頃の私達ってことね」
リヴェリア「にわかには信じ難いのだが;」
精霊王「わしだって好き好んでこんな話はせん」
フィン「通りで似ていると思ったよ;」
アイズ「うん…そっくり」
ティオナ「瓜二つだもんね!性格が^^」
ベリアル「何故急に話す気になった?」
精霊王「いや…
精霊王&ケイト「「気分で」」
ベリアル「……‥
ノリでそんな機密事項を話すな晒すな!!!・・;」
テロップ『ご尤も&ご愛嬌…;』
精霊王「…済まん;」
ケイト「でも知れてよかったよ
宿る魂に応じて、血が宿るか否かを判別してたんだなって、今わかったもの
始祖神と同じく、神に近くて、なおかつ属性の成分が近しいものなんだよね?」
精霊王「うむ!そうじゃとも!」激しく二度頷く
ケイトが産まれてくる時点で文句無しじゃった!!とまで言い出して
ヘレイオスの時は?と聞いてみると…元から成分は同じだった為気にはしていなかったという
精霊王によると相性がよかったのもあるらしい
ベリアル曰く、それもまた定め――とのこと
