第13章 結婚式と初デート
フィン「…倒した証拠は?」
ケイト「んっと、はい」
空間収納の中から、新種だけの魔石を全て出した。
数にして500。
そして同時にドラゴン・ソウルの力を少しだけ、掌のみに集めて解放させた。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
爆風を起こすそれは、爆風をも喰らって魔力をさらに高め続けていった。
ベート「……」
フィン「なるほど。どうやら本当のようだね。
君の我がままを許すんだ。それ相応の成果は期待してるよ」
ティオネ「団長!?;」
ケイト「うん!」
ベート「フィン、何勝手を許してんだよ」
フィン「勝手かな?
そう映るのもわからないでもない。
でも例のドラゴン・ソウルは消耗が激し過ぎる。
発動した瞬間から瞬く間に魔力が外へ分散され、凄まじい勢いで回復され、また激しく分散される。
ならば蓄えておく魔力は多いに越したことはない。これからは闇派閥との戦いになる。
瞬間的にできること、それを増やしておく為にはどうしても彼女の力、特に魔力が必要となる。
長時間使い続けるとなればなおさらにね。オッタルを撃破したのはその力だ。
恐らく、不壊属性でも壊せる可能性が極めて高い。
独断になってしまって済まない^^;
親指が疼くんだ。これから危機に瀕するという胸騒ぎもね。
ベート、君だって彼女のことを買ってるんだろ?」
ベート「…ちっ」ふいっ
ティオネ「…団長が言うのなら文句はありませんけど」
リヴェリア「ケイト、以前にも言ったように血を大量に流すことは許さん。
自分の身体を大事にしてやれ」
ケイト「…わかってる。ありがとう、リヴェリア^^//
こう見えても、ちゃんと怪我負わないように修業積んでるんだからね!b」ぐっ
リヴェリア「いや、それならいいんだ」
ガレス「なるほど。
フィン、鍛冶師の同行を今回頼まんかったのはそれでか?」
フィン「ああ。
ケイトなら武器を使わず倒せる可能性があると思ってね。
敢えて頼まないままにしておいた。
いずれにせよ、クリエイトで鍛冶魔法とか作り出しかねない。
問題にはならないだろう」
『なるほど』
よし。食事を作る作業に集中しよう!!