第75章 神器、覚醒
苦労させたことだろうし…給料を弾むとしようか
そう考える中、すぐ隣で大声が上がった
ケイト「あああああああああああ!!!!;」
フィン「!!?;(ビクッ!!)
どうした?」
ケイト「い…」
フィン「ん?」
わなわなと震えながら見せてきた画面に着目した…
ああ、なるほど
そこには、こうあった…
市民カード
新着通知New
【メイドと執事募集】
上限人数6000突破につき終了
ケイト「誰だ入れた奴!!;」
フィン「入れない訳が無いだろう…?^^;
こんな好条件の職業を…
国王、すなわち王宮勤めのメイド、執事になること
=メイドと執事にとっては何よりの誉れだ」
ケイト「あ…;」
様子を見る限り失念していたようだね…^^;
フィン「ンー…少し過剰かな?
いっそ、技能・職業への適性で篩い分けでもしたらどうかな?」
ケイト「うん……;
せめて…SランクかAで…;」たらたら
メイドと執事募集時、実際に起こったこと…
シン母「あなた大変よ!!!」
シン父『どうした!!?;』緊急通話中
シン母「緊急事態!!今すぐ市民カードの募集要項を見て!!!!!」
シン父『あん?;』
シン母「早く!!!!」
シン父『はいはい!;』あわあわ
そして見ると…
シン父「え?;
メイドと執事募集?」
シン母『そーなの!!』緊急通話中
シン父「いや、俺ら執事とかメイドってガラじゃないだろ?;」
シン母『そんなのどーだっていいのよ!!!!!
募集先を見て募集先!!!!!』
シン父「え?
えええええええええええ!!!?;」
上司「どうした?」
シン父「いえ!何でもございません!!!;」
シン母『国王様なのよ!!!!
神国王様!!!!!!!!』
シン父「気持ちはわかった!わかったけど
でもそりゃ流石に無理だろ;」
シン母『無理でも何でも募集に参加するだけはタダよ!!!!!
シンちゃんにも入れさせたんだからあなたも早く!!!!!!!!』
シン母「一家の誉れが掛かってるのよおおおおおおおお!!!!!?」ゴゴゴゴゴゴゴゴ←爆炎燃え上がる
シン父『わかった!わかったから落ち着け!;
今入れる!!;』
そうして…
同様に、市民カードを持った神国民全員が大慌てで参戦していったという…;
総勢、8500人が一同に――
赤子まで;