第75章 神器、覚醒
ケイト「どしたの?お腹でも痛いの?」
フィン(君が笑わせたんだ――!!!)
だが、そんなことを言う訳にも行かず…
フィン「いや…なんでも無いよ?^^」ぷくくっ
その言葉を機に、ケイトの攻勢(つもり)(甘い言葉攻め?)は始まった――
草原で、ケイトの左隣に横たわる中、
そこからケイトは草原へ両肘をついて
両手を口元に当てて、僕の耳元へ囁くように言葉を続け出した
ケイト「りんご飴
金平糖
ホットココア
コーヒー
紅茶
シロップ
砂糖
べっこう飴
フィン「ちょっ、ケイト」
いい加減教えるべきだと踏んで、制止の意味も込めて手を伸ばすも
ケイト「…愛してる」微笑
フィン「!」瞠目
ケイト「大好き^^//」
はぐっ←ケイトが僕を頭と背ごと抱き締める
フィン「…//」
どうやら…愛が、言おうとしていた言動を突っぱねるぐらいに爆発したらしい…//;
僕に囁いている内に…////←顔が真っ赤っ赤
テロップ『まるで顔から火が出たみたいだ!』
うるさい//
ケイト「はっ!)
しまった!甘い言葉じゃない!!」ガーン!!←フィンから腕を離し頭を抱える
フィン「ぷるぷる)
合ってるよ?」声震わす
ケイト「え?
メロメロになった?//」ぱああっ!キラキラ
フィン「…(ぷるぷる)
うん」震←やっとの思いで絞り出した
ケイト「やったああ!!^^」ぴょおんっ!!
フィン「ぷっ、くくくっ^^」腹を抑えて悶え苦しむ
ケイト「?何笑ってるの?
何か面白いことでもあった?」にこにこ
フィン「うん(困ったな、息が出来ないっ」ぷるぷる爆笑
ケイト「面白いものどこだああ!!
出てこーい!降参しなさーい!」
一頻り、きょろきょろと辺りを突如探し回りに飛び出していき…
ケイト「あれえ?いない?
?」
いないと踏むや否や、再び僕の隣に尻を付いて座って、腕組みして首捻る
天然でやるからもう堪らない…//
フィン「君以外考えられない」はぐっ!ぷるぷる
ケイト「?どしたの?一体」きょとん
フィン「あっはっはっはっはっはっはっ!^^」
ケイト「???」首傾げ眉顰め
時空神『その後、甘い言葉を囁きまくりました』こそ
そのまま上半身を押し倒し、抱き締めたまま
今度は、お返しとばかりに、ケイトのすぐ耳元で…
これからもずっとしよう――そんな想いを抱きながら