第13章 結婚式と初デート
フィン「必ず幸せにできるとは言えない。
確実なんて言葉は、現実にはないから。
それでも、できる限り共に居て、育んでいきたいと思っている。
君と一生を共にして、最期のその瞬間まで君一人に僕の中にある愛を捧げたい。
君が途中で嫌がろうと、離れようと…僕だけは決して離しはしないから。
覚悟しておいてくれ」
ケイト「私だって離すもんか!!;」ぎゅううっ
フィン「うん。それだけで十分だ^^//」涙目
ケイトと心を通じ合わせて感じたことがある。
拒絶されることも鑑みて、それでも伝えた。
自分の描いていた構想、女性側からすれば利用とも捉えられかねないそれを(274,275ページ参照)。
それでも返してくれた、あの時の言葉(276ページ参照)…
その時は嬉しくて仕方が無くて…大した言葉は返せなかったけれど
その返事を今、ここで伝えたい。
フィン「たとえもし離れることになったとしても…僕は、君と一緒に居たい。
一生一緒に居たいと想い焦がれる君と、共に」
ケイト「私も…一緒に、居たい;;」ぼろぼろ
不意に僕の目からも、たまりにたまった涙が零れ落ちた。
団長になってから、冒険者になってから、そういったことは今までになかった。
そんな不思議な感覚に、僕は笑いながら頷いた。
ロキ「あ~もぉあかん!;フラグ立ち過ぎてもうあかんー;」
フレイヤ「あら。愛はそれをも捻じ伏せられるものよ?」ぐす
ロキ「そうやな!信じとるわ!;信じることにするわ!!;」ぐすっ
その頃、ホームでは…
アイズ「…よかったね…おめでとう//」
同じく涙を零しながら、現在進行形で例のケイトの過去を映す水晶に映る、フィンとケイトのやり取りを見ていた。
フィンがアイズに預けていたのだが、そこには先程のやり取りが映っていた。
ティオネ「うううううううう」
ティオナ「もう諦めたら?」
ティオネ「こうなったら側室狙いね!」ごぉっ!!
ティオナ「まだ続ける気!?;」
リヴェリア「執念だな…;」溜息
ガレス「本当にの…」
レフィーヤ「ケイトさん…綺麗//
幸せに、なって下さいね」ぐすっ
気付けば水晶の周りには団員が全員集まっており、泣く人が非常に多かったという。