第13章 結婚式と初デート
ケイト「私さ…正直に言うと、怖いよ。
あんな目にばっかり遭っていながら、本当に人を幸せにできるか不安で仕方ない。
あの人達の夢を見たら、寝ぼけて誰かに当たっちゃいそうで…それが怖いんだ;;
でも…(涙&ぷるぷる)
私は……それでも、一緒に居たい。
幸せにできる自信なんて、一つもない。
それでも…いい?」
ボロボロと涙を零しながら、彼女は尋ねた。
僕は答えた。
フィン「当たり前だ(ぽんっ)
それを知った上で、結婚したいと思った。
だから不安にならなくていい。もし暴走しそうになったら、必ず止める。
「また誰かに嫌な思いを」なんて、気に留める必要もない。
もし間違えたら殴り飛ばしてくれる人だっている。
僕自身も、脳天を殴って止める。
恐れることはない。君のしたいことを、択んでいいんだ」
ケイト「…うん……私、フィンと一緒になりたい^^//
結婚して、一つの家庭として…一緒に、これからを生きていきたい」
フィン「それでいい^^//
止める人は、ここにはいないのだから。
それに僕は、君に幸せになって欲しい。
前にも言ったはずだ。
君の在りたい自分になって、死ぬまでずっと…
自分という人生を謳歌して、幸せになって欲しいと」←116ページ参照
ケイト「…うん;;」こく
ぐいっ!
ぎゅうっ
フィン「ずっと一緒に居よう。それは、僕も抱いている想いだ」
両手を引いて、僕よりも背の高いケイトを抱き寄せた。
抱き締めてから耳元に囁いた言葉に、ケイトは瞠目しながらも…
震えて両目から涙を零しながらも、「はいっ!;」という言葉と共に頷いた。
そして何故か…ロキと神フレイヤまで泣いていた。
ま、まあ…口を挟まないでくれたことには感謝すべきかな?^^;