第74章 融和
君は本気で…そんな人が生きて、ここに戻って来るべきだと思うか?」
ケイト「…」
フィン「ルアンを拉致監禁して冒険者生命を生涯に渡り奪った後も、
フレイヤに事の発端も含めた全ての罪を擦り付けてギルドに処罰させた後も、
魅了で操られていただけの弱体化した元イシュタル・ファミリアを護衛もせず放置し間接的に殺した後も、
暴走したウィーネと一緒になって、街を滅茶苦茶に壊して回り、冒険者も傷付けて回って、飛び火で市民に致死と傷害を与えた後も、
ああやって、罪の意識もなく、持たずに、街に居座り、堂々と笑って、何もせずにいられるんだ
壊した街の中を練り歩き、責められれば被害者ぶれる人間が、
今後も、この世界に、街に、在り続けて当然だ等と、豪語したりはしないだろうね?」
ケイト「勿論、在り続けてはいけないと思う」
『!!』
アイズ「え?」
ケイト「……言っておくけど…
私の目標は、ベル・クラネルとそれに関連して消された者達を、ここに戻すことではない。
『魂』を、消させない――
その一点だけだ」真剣
『!』
フィン「ああ、そういうことか」
ケイト「そこさえ果たせればいい
消すとしても…やり方が嫌だっただけだ
人為的に消すんじゃない
チャンスを与えて、自壊させる
それでいい
回復も、取り出すことも、その後で十分事足りる
無理に救おうとか、考えられないよ…
結局は、本人が、自分の意思で、その歪みと戦えない限り、どうにもならないんだから
人が外部から働き掛けたって、全部うまくいかなかった
自分の力だけで打ち勝たなきゃ、肝心の大事な部分を掴み取れなきゃ、なんの意味もないんだ」
フィン「…そうだね
守れると思い上がり、「自分の欲」のままに人を傷付ける等、言語道断
見境もなく巻き込む手段を敢行するなんて、愚の骨頂
もっと意気地のない弱虫は、自分のした悪いことを隠して人を騙すことだ
さぞかし彼は、面の皮の千枚張りなのだろうね」お手上げ
ケイト「…;
そこは…そう思うね;
私には出来ん;」
フィン「ヴェルフィンに会わせたら即座に激昂して拳骨で殴り付けそうだ^^」くす
椿「いや、言うまでもなく、有無も言わさずに、取り付く島もなく殴り付けるだろう
それも十や百では足りんと思うが…
主神様も、きっと一緒になって殴るな^^」くす