第13章 結婚式と初デート
君以外では駄目なんだ。
その想いも含めて、想っていることを全て伝えると…
彼女は真っ赤になりながら「私だってそうだ!」と高らかに叫んでくれた。
そしてこれまでのこと、些細なことでさえ…数え切れないほど、たくさんのことで救われてきたと、伝えてくれた。
街に縛られなくてもいいということ、自由に生きる大切さ、自分を大切にするべきだということ、
自分に正直に在りたいようにあっていいこと、街の人に対しての件、団長の立場もあるのに私一人を護る為に立ち向かってくれたこと。
死にたいほど苦しんでいた時、欲しかった言葉をくれたこと、
真っ直ぐに向かい合ってくれたこと、自分の意見を…一人きりで立ち向かって欲しくないと寄り添ってくれたこと。
数え切れないほど救われてきたこと。
『よく考えろ。そして見つめ直せ。
自分の為すべきことを。一杯考えてその先で、『自分』という在り方を掴むんだ。
今はわからないかもしれない。
それでもそれは、生涯の道を指し示すコンパスになるはずだ』←114ページ参照
という言葉から自分という在り方を見つめ直し、掴むまでに至ったということも…
ケイト「バクバクバクバクバクバクバクバクバク)
フィン『ケイト、改めて誓おう。
必ず、君を護ると。生涯、僕の愛を君に捧げると』)
わあああああああああああああああああああああああああああああああ!!/////」
フィン「!?;どうs
ケイト「わあああああああああああああああああああああああああああああああ
わあああああああああああああああああああああああああああああああ
わあああああああああああああああああああああああああああああああ
わああああああああああああああああああああああああああああああああああ////////」人生最大超絶悶
何を思い出したのか…ああ、さっきのプロポーズの言葉か。
おそらく、同じくプロポーズの言葉を返そうとした矢先…僕がした言葉が脳裏によぎって、冷静にいられなくなった。といった所だろうね(くす)
両手で顔面を覆い、馬車の中であっちへごろごろこっちへごろごろと転げ回る彼女に
そう考えて察しを付けた後、笑いながら落ち着くまで見守ることに決め
フィン「本当…君は可愛いな^^////」くすくす
未だ落ち着けない彼女に、僕は想いを馳せて笑った。