第74章 融和
ギンッ!!!!
ゴゴゴゴゴ
次の瞬間、空気が変わった
皆の目が怪しく光り顔は黒ずみ何とも言えない奇妙な感覚に陥った
静寂な沈んだような空気から
全てを包み込むような熱気にも近い猛烈な威圧感を孕んだ凄まじい熱量の嵐の空気に…;
……?;
キルア「あーあー;
しーらねしーらね;
好きにされるぞ
もみくちゃにされるぞ
キス祭りになるぞー;」
『うるさい』
フィン「あ、あはは^^;
(そういうことか…;
ケイト、済まない」
心の中で未だ横たわったままのケイトに謝った…
フィン「早い話、出たとこ勝負もいい所だ
可能性は薄い
それでも…?」真剣
『勿論』
ガレス「何もしないよりはマシじゃ」
椿「ぱっぱとやるぞ
時間が惜しい」
皆、真剣な表情で答えてくれた…
フィン「ありがとう(微笑)
お言葉に甘えさせてもらうよ
オッタル「礼を言われる筋合い等ない」
アイズ「ケイトの為」
アイシャ「力を貸すのはそれでだ」
椿「自分の為もある^^」
ラーニェ「約束を果たす為」
リヴェリア「守ると決めたからな」
リュー「あの人は…こんな私の為に命まで懸けてくれた
その恩を返す時です」
レイ「優しい人、だから優しさで返したい
今度こそ、絶対に
(迷惑を掛けてばかりいたから
彼女はそうは思わないみたいだけれど…」
ノアール「私の為に泣いてくれた、理由はそれで充分」
ティオナ「早く元気になって欲しいしね!^^」
ティオネ「ふふっ…あいつがいないと、少し物足りないし…
何より、団長が哀しむでしょう?そのままだと」
フィン「ああ(微笑)
助かるよ、ティオネ」
ティオネ「団長~~^^//♪」抱き締めにかかる
微笑したまま大人しく抱擁を受け止める中、なおも言葉は矢継ぎ早に続く
アスフィ「彼女はいつも人ばかりなので、少しは…自分の為に動いてもらうことにも慣れてもらわないと」くす
ブランシェ「友達を助けるのに理由は要らないでしょ?
私を…必死になって助けてくれたんだもの、幾億もの記憶にもまれようとも、全てを覚悟して…」←1075~1082ページ参照
ガレス「死なせるには惜しいしの」にや
アーニャ「絶対助けるニャ!」
テロップ『GOGOGOー!!』
迷宮「受け取って…?」微笑←フィンへ歩み寄る
フィン「…ああ」微笑
そうして――戦いは始まる
一瞬の勝負が――
