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Unlimited【ダンまち】

第74章 融和





ティオナ「よかったあああ」

ガレス「心配かけおって」嘆息

レイ「よかった…本当に…っ;」ぐすっ瞑目涙

ティオナ「でも2人ってどう出会ったの?」


ダンジョン「私、知ってるよ?」

そうして語り出された…


うん、僕も現場にいたから知っている

当時、まだ妊娠中だったから、と心配して付き添っていた



ドンが、何度も何度も緊急馬車の仕事でダンジョン内を移動する内、
ドンと会話できていた例の強化種ミノタウロス(931,1064ページ参照)のような存在と出会った、と言う

時期的にラキア王国との戦いよりも1,2日前、だ←1170ページ参照
ベル・クラネルがウィーネと出会うよりもかなり前だ…

当時、一時的に記憶が後退してしまって大変だった…←1171ページ参照
今にして思えば膨大な量の始祖神の記憶に振り回されていただけだったのでは、と推測出来る…←1076ページ参照

例のミノタウロスは後にブランシェに取り込まれてしまった訳だが…←1086ページ参照


それを受け、案内されるがままに、ゼノス達と出会った
当時、ゼノスと名乗りもされないまま、ドンを介して互いに知り合った

彼等彼女等からは、ドンを同胞だと思われていたらしい


リド「俺っち、この集団のボスみたいなもんだ
よろしくな!^^」
と言われて、爪のある手を差し出された

普通なら凶器に物怖じするだろうが…

ケイト「ああ、よろしく!^^」すっ、ぎゅっ!
間髪入れずにこれだ…;

その手を迷わず取って握り、笑い掛けた


リド「はっはっはっ!お前、変わりもんだな^^」

ケイト「?何がだ?」きょとん首傾げ
レイ「ふふふっ^^」

気付けば、あっという間に取り込まれていった…


本人曰く、傷付けようとする邪気が全くなかったから、とのこと

それを受けて尚更に気をよくしたのか
それで差別してくる人はいれど、物怖じも全くせず会話しようとする人はいなかった、と快活に笑いながら語った


肝心のクエストを受けもしないまま、ただ単純にゼノス達と楽しんでいた…
まるで童心に帰ったかのように……

5月14日にやっと記憶が整理されて落ち着いた、と言った方が正しいだろう…



その内、ゼノス達も、いずれ受け入れられる国を作る

そう確約していたらしい


破ったら、私の首(命)を取ってくれて構わない―ーと


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