第12章 手伝いと修業
アイズ「うん…
譲れないものの為、だよね」
ケイト「うん。でも目の前にあるとどうしてもぶれちゃう時があるから。
それでも無理やり引き戻す何かが欲しくて、過去に折り合い付けることが最善だって思い込んでた。
でも違うんだって今ではちゃんとわかるよ。
逆に心配してくれてる人は、どうしたらいいかわかんなくって苦しんじゃうんだよね^^;」
アイズ「うん。とても…心配した。
また、無理やり思い出したら自我が崩壊するんじゃないかって…
内心、気が気でなかった」
ケイト「うん。本当にごめんなさい;」ぺこ
アイズ「ううん。私も…ティオネみたいに当たれなかったから」
ケイト「うーん…私さ、あの時全力でぶつかってこられてすっごい衝撃的だった。
と同時に、物凄~~~く嬉しかったんだ。
ああ、もう気負わなくて大丈夫なんだってさ。
悩むぐらいなら、それで一人で自己完結したり思い悩むぐらいなら
在りたいように在って、真っ直ぐ自分の在り方を貫いていいんだって。
間違ってたら殴り飛ばしてくれる人がいるんだから、やりたいことやろう!!
そう思ったらあんな風に行動のタガが外れちゃって…^^;」
アイズ「こく)今まで、いっぱい我慢してきたから仕方ないことだと思う」
ケイト「そっか…甘えちゃってたかな」ぼそ
アイズ「…甘えたい時ぐらい、甘えてもいいんだよ?」
ケイト「ビクッ!)…え?」
アイズ「私達は大丈夫。好きで、ケイトと一緒にいるから」
ケイト「……(うるっ)
はっ…ははっ^^//
ありがとう、アイズぅ」ぎゅうっ
涙を目にためて抱き締めてくるケイトに、私は抱き返しながら頭を撫でた。
その間も魔力の操作に集中しているのが今ではわかる。
どう言って止めよう?