第74章 融和
霊格とは…神の力を持つに値する人格
それをどれほど持っているかを示す指標である…
高ければ高いほど、神の力を持つに値し…神に至る資格を手にするに近しい存在である。
低ければ低いほど、地獄落ち、無責任に傷付けて殺す。
それらよりも更に低いもの…それが『癌の魂』であり、神の力を持つのに最も値しない…
寧ろ世界を食い物にする、文字通り癌でしか、害悪でしかない
それは、その存在そのものに宿る――…
どのような生き方、姿勢に宿るか…に関しては、先述(3699ページ参照)を参照してくれると助かる。
正確に言うと…魂を癌化させる製造機だ
魂を癌化させるか否かは、文字通り『己の言動』そのものにかかっている…
最早、消す以外どうにもしようがないもののみ『癌の魂』
そうでないもの、そうなるまでもう直というものを『準癌の魂』というらしい…
宿った魂が癌であっても何であっても、癌になるという事態(結果)が変わらない点――そこがミソかもしれない