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Unlimited【ダンまち】

第73章 キルアの冒険





フィン「つまり…

癌の魂による実害の深刻化、その防波堤か…
癌自体、様々な状況が重なったことによる不幸な事故だと思っているが…」

キルア「簡単に言うとさ…
中身や本質がいい人とか優しい人とか、真意がどうだろうが関係ねーの

『所業』が一番大事
それが『癌製造機』になるかどうかって瀬戸際、問題ってこと

それが『癌の魂』


・守りたいものに『傾倒する』あまり、『他が視界に入らない』(暴走)
大事な守りたい人に労力や時間を使わせて命を懸けさせても、敵に情状酌量の余地ありと知っても、事を荒立てて『無関係な無辜の民(一般人や冒険者)を巻き添えにして『実害』を与えても』、『裁かれず、最小限にしようとも減らそうともしない』(無責任)

・他、後のことは『全く考えずに動き』、取った言動と与えた実害に『責任も果たさない』(短絡的)
傍から見たら間違いじゃないことをしているから、優しい人が力を貸そうとし
その反面『自らの勝手(理想)を押し付けるばかり』で、『他の理想を頑なにかえりみない(汲まない)』から余計反発は強まる一方となり
結果的に『事が更に荒立ち』、『被害範囲が拡がり規模が大きくなり無関係な無辜の民が巻き込まれる可能性が増す一方』となる(実害)

・『己の理想』の為『その障害となる他の理想を力尽くで排し、その為の犠牲とし』、優しい人も『踏み台』にし、往々にして『食い物にする』(勝手)
己の理想に『他(守りたいもの以外)の価値観や思念や人生も無く、含めない』、『そこまで思考が及ばない為』兼ね合いも折衷も妥協も許さない『生存競争』と化し、そこに『共生や共存という道が入り込む隙間を自ら奪い無くす結果となる』(浅慮)

それらの結果…『自分の理想(望む英雄像)だけ』を押し付け強要する『傲慢な人』、一方的に人や周囲を振り回し『実害』を振り撒き食い物にするだけの『癌(害悪)』と成り下がる――


『準癌の魂』から、『癌の魂』になったのは…

『『人の話(理想や価値観)』も聞かず、一方的な見方(自分本位)ばかり』で
『無関係な無辜の民にまで『実害』を与え、自分の価値観を押し付けるだけ』(好き勝手)と成り下がったから


ケイト『自分の思い通りにする為に力があるんじゃない

互いをぶつけ合い、理解する為に、
互いの理想を果たす為に力があるんだ』

俺も…これが真理だと思う」


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