第73章 キルアの冒険
キルア「とりあえず、まだ要因残ってっから…」
ケイト「え?なんの?」
キルア「俺の来た目的忘れてね!!?;」←3594ページ参照
ケイト「……………
あー!!;」
キルア「まあ…要因、消え切っちゃいねえからまだ帰れねえんだけど;」
フィン「神々の総意待ち…といった所かい?」
キルア「まー、そんなとこ
で、これは提案なんだけどさー…」
ケイト&フィン『?』
キルア「……オラリオの上から離れた方がいいぜ?」
ケイト「そうなの?」
フィン「それは…どういう意味だい?
………まさか……‥
(ベル・クラネルとその一団を消す?」
キルア「そのまさかだよ
でも言うなよ?」ひそ
思考がよぎった瞬間、蓋をされた…
普段、血の契約…半身のお陰で感情や想いはダイレクトに伝わっている…
だが、キルアが蓋をしてくれたお陰でなんとか伝わり切らずに済んだ…内容までは……
ケイト「?どゆこと?」
キルア「……いや…お前は知らないままのがいいよ」
ケイト「?」眉顰め怪訝
フィン「……兎も角…キルアが思う存分観光できるよう頼むよ」
ケイト「オッケイ!」たっ!←背を向け走り去る
フィン「……済まないね…」
キルア「ん?何が?」
フィン「いや……随分と、気を遣わせてしまった…」俯
キルア「まー…気にすんなよ
俺だろ?違う世界でも…」後頭で両手組みフィン見やる
フィン「!←双眸真っ直ぐ見やり瞠目
……それはそうだが…;」
キルア「俺は…その為に来たんだ…
あの腐った世界の二の舞にさせない為に…
この聖書の世界を、消させない為に……
…一個だけ言っとくと…あいつは、ベル・クラネルは、もう癌だ
取り返しのつかない事態になりそうだから、先に言っとく
準癌(3626ページ参照)なんか、そんな段階なんかとっくに超えてる…
気を付けろ…あいつ、ケイトになんも返したことねえだろ?
教えてくれる良心に、アイズに付き合って修業を手伝う歩み寄りに、旅行券なり何なり色々与えた親切心に…胡坐しかかいてねえ
あいつは何も…返す気なんてない、報いる気もない…
このまんまだと…
ずっと、食いもんにされる一方だぜ
神々の怒りはとっくの昔に限界を超えている
だから…俺を遣わしてきた…
今んとこ神々が皆で感知できないよう誤魔化してっけど…もう無理だ」