第73章 キルアの冒険
フィン(負けるな――!)
その叫びが、小人族故の意地か…
定かではない……
だが…勝敗は、確かにはっきりと着いていた……
フィン「引き分け、か…」ぽつり
キルア「いや…」
キルア&ルアン『相打ちだ』
そう、言葉を同時に言い、互いに膝をついた。
どちらも影響を押さえ切れず、食らって同時にやられたようだ。
ルアン「あーっ!(ガシガシ)←頭を掻き毟る
くっそぉー!(地団太)←頭を抱えたままその場で地団太する
オイラこの戦術で負け無しだったんだぜ!?」
キルア「じゃ、俺が初めての相打ち者な?」にや←人差し指先をルアンの鼻っ柱に付ける
ルアン「チックショー!(地団太)
もう一回だ!!もっかい!」キルアの指を払い詰め寄る
キルア「やーだね!俺疲れたもん」ふいっ!←後ろ向く
ルアン「もっかいやれっつぅーの!!」ずいっ!←前に回り込み詰め寄る
キルア「ヤダっつってんだろ!!(ムスッ!)←顰めっ面
(次やったら負けるっての!;」内心滝汗
フィン「まあまあ←間に入り両掌を差し出し制する
いい勝負だったよ(微笑)
よくあそこから互角に持ち込めたね」
ルアン「まーなっ!」えっへん!←腕組みし胸を張る
キルア「よくゆーぜ。途中から絶体絶命で危なかったくせに」ぼそ
ルアン「何をお!?」ずいっ!
キルア「ホントのことだろ!?」ずいっ!
ルアン「やるか!!?」ずいっ!!
キルア「やってやろーかー!!?」ずいっ!!
ガルルルル←顔面間近に睨視し合う
ケイト「まあまあ;2人共落ち着いて;」どおどお
ルアン&キルア『男の勝負に口出しすんな!!!!!』
ごすんっ!!!!←2人の脳天を迷わず拳で殴る
ルアン「いってぇー!!!!」涙目頭抱え
キルア「何すんだよ!!!!」きっ!涙目睨み
ケイト「口出しすんなっつったから手ぇ出したんだよ!なんか文句あっか!!!!?」
キルア「いやそれ
ケイト「女だったらなんも出すなってか?ああ!!?
振り回されるこっちの身にもなってみやがれ!!!この空間ずっと維持してんの私なんだぞ!!!!?」
キルア「ごめん;」
ルアン「ご尤もで
ケイト「食らえ!!!!
秘技!!暴力三まーい!!!!!」2人へプロレス技仕掛ける
テロップ『注意:ヤケクソ』
あーあー……;←遠目に観察中
テロップ『あまりの苛烈さに間に入らないフィンであった』
