第73章 キルアの冒険
死んでも…嫌がられたとしても、離したりはしないから
(ケイトを両腕の中に閉じ込め抱き締める光景が浮かぶ)
キルア(面白そーだからついてこ♪)にやにや猫顔←魂による『神の力』と神速で先回り
僕は脳内で地図を広げた。
素早くケイトの動きを読み、本気を出して追い抜き、先回りした。
だがケイトは我を失っているせいか全く曲がらずに直進し続けるだけ。
捕まえるのは非常に容易だった…
だが、問題は抱き締めた後で…;←正面から受け止めて抱き締めたまま
ケイト「ボケナスアホ間抜けアンポンタン!」じたばた
フィン「落ち着い
ケイト「人でなし馬鹿でなしアホでなし!」ポカポカ←フィンの胸元を両拳槌で交互に叩く
フィン「ちょっとケイト;罵倒できてな
ケイト「大好きいいいいいいいい!!」瞑目←大っ嫌いと言った時と同じ表情
だっ!!!←腕を振りほどき再び走る
フィン&キルア『……』
ケイト「愛してるうううううう!!」←見えない遠くの場所から
フィン「可愛過ぎる…」ぽつり
キルア「……;」
フィン「異世界の僕は…」
キルア「ん?」
フィン「そうは思わないか?」真剣&キリッ!
キルア「知らねーよ;
俺のケイトのが一番だ」
フィン「そこはそうだろうね」くす←目を細め微笑する
キルア「って言うか、追いかけなくていーのか?」
フィン「はっ!
済まない、客人のいる手前見苦しい真似を」
キルア「気にしないでぱっぱと行ってやれよ。
おら、待ってるぞ?」指差し
フィン「ああ、ありがとう」微笑
キルア「おー←手を振り見送る
………
垢抜けるよなあ
あんなのといたら…
名声だとか、俺が俺へ持ってたイメージとか、馬鹿らしくなってくんもんなあ^^(くっくっ)
あーあー…←後ろ頭で両手組む
俺も早く会いてーなぁー…←遠くの空を見上げる
な…?ケイト」微笑
ケイト『うん…早く会いたいよ^^』向こうからの念話
キルア「くす)←口角が自然と上がる
俺もさ^^」
フィン「参ったなあ…
どうしたら赦してくれる?」
ケイト「ふー!!!」威嚇
フィン「ははは^^;
困ったなあ…
なんでもしようかと思っていたんだけれど
ケイト「ぎゅうっ!!ずっと!!」ぎゅむっ!!
フィン「はいはい^^(くすくす)
本当に…ごめん」
ケイト「ん!」ふんすっ!←赦すという意