第12章 手伝いと修業
ケイト「ドラゴン・ソウル状態は実質、全てを魔力と化して喰らい尽くす魔法だから…浄化と呪詛は相反してるのかなあ?」
ティオネ「でも呪いなんて滅多にないから大丈夫よ」
ティオナ「そうそう」
アイズ「強竜戦の時の布陣はどうする?」
ケイト「レフィーヤ後衛、私は囮、3人は前衛と中衛」
『了解/わかった』
レフィーヤ「そんな単純でいいんですか!?;」
ケイト「私はどんだけ攻撃食らっても、逆にそれをも喰らい尽くして魔力に変える魔法。
それが《ドラゴン・ソウル》だから、囮が適任だ。
私が周囲を警戒しつつ出入り口から来る他の敵を駆逐。
そして浮遊を応用して宙に浮いたまま、強竜に上空から攻撃して狙いをこちらに集中させる。
もし注意が他に向きそうな時はアイズ、ティオナ、ティオネが連携攻撃して欲しい。
アイズに向いたらティオナかティオネ、ティオナに向いたらティオネかアイズ、ティオネに向いたらアイズかティオナ。
絶対にレフィーヤに向けさせないよう、交互に絶え間なく攻撃を続ける。
その間にレフィーヤは詠唱に集中。
私は精神力や体力、魔力に至るまで回復できるから、遠慮なく全力のそれをぶっ放して欲しい」
『おおー』
ティオナ「なるほど!」
ケイト「他のが来たら私が倒すから強竜に専念しててくれ。
上から見た簡略図で悪いんだけど、上がティオナ、下がティオネ。
そしてアイズはテンペスト、じゃなくてエアリエルを使って遊撃。
ティオナの方が力強いから、その後ろに。
詠唱が最後あたりになったら私が電撃かまして動けなくするから、その直前に3人で全力の一撃で総攻撃をかけて欲しい」
ティオナ「凄いねー。指揮官としての才能あるんじゃない?」
ケイト「そんなことないよ^^;
フィンに比べたらまだまだだ。
フィンは凄い才能だって褒めてくれたけど、何分経験も少ない方だから;」
アイズ「大丈夫。きっとうまくいく」ぎゅっ←左手を取って両手で握り締める
レフィーヤ「精一杯頑張りますから!」
ティオネ「要するに電撃ぶっ放すまで攻撃し続ければいいんでしょ?」
ティオナ「ケイトからの援護が上空から来るってことは横からぶちのめせばいいんだよね」
ケイト「うん。ありがとう。頑張る!」ふんすっ!
その作戦には不備がないようでそのまま通った。
フィンも唸った作戦なだけはある…のかな?