第73章 キルアの冒険
だから…自分の中で、乗り越える為、折り合いを付けた結果
自分は…悪者で、だからずっと、傷付けられるものだって、それが当たり前だって
でも…だからってさ、傷付けたくも、殺したくもないよ…
それが…どんなに痛いかぐらい、分かってるから…
だから…ひとりで、よかったと、逆に思ってたんだ―
誰も、傷付かないで、殺されもしないから――^^
いつ死んでもおかしくないから、
哀しまないように、哀しむ人が減るようにって、
それに繋がってるってわかってから、誤解を解くことも、主張することも、諦めた…
わかった途端、馬鹿らしくなったんだ…なんの意味があるって…
それよりも…何よりも…
変わらず…幸せに、笑ってられるように…いて欲しかったから
私の苦しみを…痛みを…味わって、欲しくない…
知らないままで…どうか…幸せでって」
滅神「その本質を、わしの分裂体を持つ原初の魂は見抜いた
だから…ひとりで、行かせまいと
黙って行くお主を捨て置けず、ついていったのだろう
本当に…よく似とるわ―←しみじみうんうん
その後わしに謝って回復するばかりか手伝おうとまでしてきたのだからな!
がっはっはっ!^^」
ケイト「あの時は本当に…失礼しました」ぺこぺこ
滅神「気にせんでええわい
寧ろ…お前のような輩の為に頑張っとるんだ!
期待しとるし、何より嬉しいわ!^^←にかっ!
その心痛を…理解するばかりか、共感までしてくれとるのだからな…」ぽつり
ケイト「…←俯
…←瞑目
私の…方こそ←顔上げ
そこまで、心を砕いて、寄り添って、見てくださって、感謝に堪えません」微笑
滅神「じわっ)
ほんに…←わなわな
ほんっに!←ぎゅうっ!拳握る
早よこっちへ来い!!←両肩掴み揺する
人にしておくのが惜しいわ!!」←瞑目号泣
ケイト「あの世に行ってからでお願いします^^
そうしたいのも山々なんだけれど…
それでも、まだ使命は残っているので
死ぬまでは、気を抜かず、励み、精進する心づもりです」微笑
滅神「頑張り過ぎて倒れるなよ」釘刺し
ケイト「気…気を、付けます」たらたら視線逸らし
滅神「わかっとるのか本当に」じとー
ケイト「…;←瞑目たらたらたら
た…多少は」ぷるぷる
滅神「全く…
(それでこそ、か…)←くす
頼んだぞ、わしの原初の魂よ」微笑