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Unlimited【ダンまち】

第73章 キルアの冒険





俺達は…
互いを抱き締め合って、子供のようにわんわん泣いた…

まあ、俺はまだ未成年だけど


それから…ケイトの魂というか、死んだ霊体や幽体のまま、全力で謝り倒す風景が見えた
というより、共有された

有言実行型のこいつらしいな…


ケイト「ごめんね…」

キルア「いーって

俺も…ごめんな

まず言っておきたいのは!
お前はなんにも悪くねえってこと!!」
神々「そうそう!!」二度頷


キルア「自分ルールに合わない、傷付いた、謝れ

そんなん言われなきゃわかる訳ないだろ
皆、価値観も基準も、常識も、歩んできた時間だって、道だって違うんだからさ

常識じゃなく、自分ルールな
重きを置くとこも譲れないとこも皆違うから


だからケイトは…傷付けない殺さない壊さない

それらだけでも守ってきたんだろ?
傷付くような言葉も投げ掛けないようにしてきたしさあ」

ケイト「嫌なことでも、過失でも、誰だってするだろ

誰だって間違うさ!

だから…どんなに殺したくたって!殺さねえんだ
その家族には、友人には、哀しむ人達には、なんの罪もないから


ただのでかい赤子になんかならない!
責めても傷付けても何しても正当化されると思い込む輩には染まらない!!
違うだけの、異なる人を、痛め付けて、殺して、傷付けて、何も感じない人にはならない!!!
それを笑える人間に、人を本当に大事になんか出来やしないから!!

何も守れやしないから!!!!
守れるとしても自分だけだから!!」

キルア「まーな

結局の所、そういう奴らは、
人と向き合ってるんじゃなく、自分の感情と向き合ってんだよ

それしか見ねえし、見ようともしねえまま痛め付けてばっかだから、地獄落ちか消されるなんて目に遭うんだよ


助けが本当に必要な人
それを知って、理解していて、何もしないばかりか
口先だけの心配で済ませておいて、

今まで一度も力を貸したことがない立場で、
「力を貸して欲しいんだ!」と図々しく求めておいて

勝手に悪人と決め付けて、殺して傷付けて痛め付けてきた側の立場で、
何事もなかったかのように、「力を貸してくれる仲間」と言う

13年間の一般人生活と平和の為に犠牲になった父にも、感謝じゃなく決め付けばっか

利を得るのが一方だけならば、それはただの蹂躙
だから消された」

ケイト「なるほど」納得


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