第73章 キルアの冒険
ケイト「自己満足でやったんじゃないよ!(涙)
消えたく…ないって…
最後まで、言ってたよっ」
キルア「その焼身自殺に付き合おうとしてんじゃねえ!
お前…一つも消えて欲しくねえからって、躍起になってるの、
気付かねえのか?
このまんまじゃ…お前が潰れちまうだろ?」
ケイト「じゃあ…どうすれば、いいんだよ」
キルア「人は、人の領域でしかねえよ
構うんじゃねえ
消えて欲しくねえ想いは立派だけど
消えようとしてる「自分達のことしか考えねえ自己中野郎」に巻き込まれて、死にそうになんな!」
ケイト「別に…死のうとしてる、訳じゃ」
キルア「だあからあ、!!
そういう、意味じゃ、ねえだろ?
心を痛めるのはいい!
でもな…?
利用されて、終わっちまうんだよっ
このままだと…お前!!
ほんっとに、しんじまうっ
またっ、ぼろぞうきんになって、しにてえのかよ?
おれといっしょにいきるのが、そんなにもいやなのかよっっ」
ケイト「ちがう!ちがうよ!!
ちがうっ!!
そんなんじゃ…なくってっっ」
キルア「俺は…他のやつなんか、どうだっていいよ
お前がいなきゃ、なんの意味もねえよっ」ひっく&ぼろぼろ
わかってる…
こんなの…子供の、駄々だ
でも…
しょうがねえだろ…
ぽとっ
キルア「もう…うしないたく、ねえんだよっっっ!!」
ケイト「わたしだって…おんなじだよおっっっ!
だから、せかいきえることに、つながるから、なんとか、したくってえええええっっ
ぅっ
わあああああああああああああああっっ
わあああああん」
キルア「おれだってきえたかねえけど!!
ぐすっ、ひっく
おまえといっしょだったら、いーよ」
ケイト「!!」瞠目
キルア「だから…くだらねーことかんがえんなよ
ひとりでぜんぶしょいこむんじゃねえよ
仲間だろ…?俺たちはっ!」ぐすっ
ケイト「う…んっ!ひっく」
キルア「おまえがいるなら、
おれは、どんなみちだってかまやしねえよっっ
たとえこのせかいがきえたって、んなことかまわねえよ
ケイト「!」
だから…固執すんな
消されないことばっか、望むんじゃねえよ
その気持ちだけでじゅーぶんなんだよ
胸張って、どっしり構えとけよ
太古の神々だって皆、味方だって、太鼓判押してくれてんだからよ」
ケイト「…うん」