第12章 手伝いと修業
フィン「相手は会話もしないままこれだと思った主観を、誰かに何を言われようとも貫き続けてきた。
たとえそれが人ひとりを追い込み続け、自殺に走らせるほどのことだとしても。
おまけに集団でかかることで、「おかしいのは自分一人だ」と思い込ませるよう先導してね。
はっきり言って、君がどれほど擁護しようと覆せるものではない。
あくまで、個人的主観だけどね^^」
ケイト「なるほど。そういう考え方もありか。
街の人達も人達なりに何かあってストレス発散の為にやってたのかな?」う~ん←顎に手を当てて考え込む
リヴェリア「だとしても一人を蔑ろにしたそれなどあってたまるものか」溜息
フィン「うん。ただ自分達の方が大事だというだけだろう」
ティオネ「はっきり言って、やり返さないのが当たり前って思うのがふざけてます。
ねえ?団長!」
フィン「そうだね…」
アイズ「ケイトは、悪いことはしてないと思う」
レフィーヤ「それって…どういう?」
アイズ「…きっと、無抵抗だから…何をしても大丈夫だと思って、やりたいようにやってたんだと思う。
それでケイトは、自分から傷付けようという行動はとらないようにし続けていた。
だからケイトには、悪い点はない。
寧ろ、そんな風に「人を傷付ける」という行動を取れないケイトを、率先して好きに追い込み続けている周囲に問題があると私は思う。
それを問題とも思わないことが、一番の問題」
ケイト「なるほど!そういう捉え方もありか」
ティオナ「というより人と少し変わってるだけだよね?
でも槍術って奥深いよねえ。
まさか動きを加速させる為に、右手で振り下ろしながら左手は後ろで上にあげるなんて」
ケイト「苦しませたくなくて必死に頑張ってたら、いつの間にかより素早く仕留める為のそれに昇華された。
気付けば武器に寄り添って素早く動いてズバッて感じに変わった」
『なるほど』
ってあれ?;話変わってない?