第12章 手伝いと修業
アイズ「…だからケイト、謝る必要はないと思う。
相手はケイトの悪い所だけを見て、それを責め続けていただけ。存在自体を否定してまで。
私の目には…批判した場合に一番否定されそうにない人を、そういう風に傷付けて満足しているだけのようにも見えた。
だから…謝るべきは、向こうの方だと思う」
ケイト「う~ん。
でもなあ、嫌な思いをさせたのならそれは甘んじて受け入れるべk
アイズ「付け上がるだけ」
どかん!と何か巨大なものを、爆発するような勢いで付きつけられた気がした。
ケイト「…えっと;」
アイズ「付け上がって、もっとひどいことをしてくる。
実際に、護っていた時にされていた。
あれを忘れたらダメ」きっぱり←真剣な眼差し
ティオナ「確かにあれは異常な光景だったよね」
ティオネ「口々に悪いようにしか言いもしない」イライラ
ティオナ「で、ロキ・ファミリアだとわかったらその途端にへこへこし始めて」
ティオネ「あの軟弱な態度が一番大っ嫌いなのよ!!!!」ぎり!!←歯ぎしりしながら拳を握り締めている
ティオナ「強い奴が味方に付いてなきゃ何言って苦しめたっていいって思ってそうだよねえ」
レフィーヤ「それに関しては私も同じことを思いました。
本質を知る人間が、育ての家族以外いなくて、周囲はそれを受け入れようとしてなくて…
まだ知り合って日が浅い私達にでもわかるぐらいいい人なのに…何であんなことができるのか」
リヴェリア「それは単に人の気持ちを考えていないからだろう。
自分から関わろうとしない。距離を取り続ける。
そういう対応をしているケイトにかまけて、それ以外知らないのを棚上げして責め続けた。
知ろうともしないまま、どうしてそうあるのかも考えようともせずにな。
理解する努力を互いに怠った結果だとも言える。
とは言え過ぎたことだ。その上、街の人達は掌返しで下手に出てきている。
化け物だから、変わっているから、それだけで決め付けてあれほど追い詰めたことは決して消えはしない。
だから赦さないという選択肢もまた、間違いだとは言い切れない。
自殺に追い込むほどのことを彼等彼女等はやってのけた。それも何年も続けてきた。
誰とも話せないまま、ずっと否定されて生きてきた。
他人事のような言い方になってしまうが、さぞかし…生き地獄だっただろうな」