第71章 改革
ケイト「こちらにとっては普通でも、相手にとっての酷い言葉ってありますよね?
それを、ちゃんと安心して付き合えるよう置き換えてくれます。
話し合わなければ知れない内容でも、きちんと言わずとも伝わり、ちゃんとサポちゃんも教えてくれます。
人付き合いで気にしなければならない点は各個人ごとにおいて異なるので、その点のみ即座に分析されます。
しかも神石の予知と同期もされているので、全て完璧に最悪の事態を避けれるよう手助けしてくれます。
安定を望むもの、心に余裕が欲しいものであれば、必須だと思いました。
こちらの方が、より、後々に、大いに役立つことになるかと思われます」
より良い結果に結び付く。
それらを明け透けに出した。
全て懇切丁寧に説明してまで…
資産大使「うむ。なるほどな…
貴殿の心遣いには本当に、感心させられる限りだ。
感謝する」深々お辞儀
ケイト「いえいえ、こちらこそです(深々お辞儀)
私の我が儘を聞いていただき、感謝に絶えません」
軍事大使「それはこちらとしても同じことだ」
ケイト「一人一人の人生と向き合い、充実させること。
決して、一人だけの為に、またはその逆の為に、犠牲にしたり、泣き寝入りさせず、
安心でき、ありのままでいられ、心を出せる、通じ合える、各々の自由を信条としています。
誰一人として欠かさず、一人一人の生活、人生の質を上げることを、神国では建国理念として掲げております。
一人でも欠ければ、それは神国ではありません。
一人として欠かさず、一つの国としています」
軍事大使「欠けた場合…もう一度集計を取り直すと?」
ケイト「そうですね…」
資産大使「だが、それ以外の結果は同じだ。大して変わらないのでは?」
ケイト「ええ。
ですが不思議と、必ず戻ってきます」
資産大使「そりゃここの心地よさを知れば…;」
軍事大使「住めば都とは言うが、ここ以上の心遣いは見たことがない」
ケイト「そして何故か逆に増えます」
資産大使「同じ境遇、不遇にある友を置いておけんのだろうな;」
軍事大使「ああ、家族は既に共に死んでいるだろうから、いるとしてだが…」
資産大使「まあ…幸せそうで何よりだ」
ケイト「ありのままの自分を出せる場でありたいのです…
ここでぐらいは…皆で一つの家族のように」目を細め、慈しむように微笑
