第71章 改革
サポちゃんがどこからともなく現れ、言うが早いか即座に帰っていった。
実際に軽く実演してもらったが、目にも映らないので把握もしようがない。
一応画面に映してもらい、何をどうしていたかも解説をしていた。
更には、光の剣と見紛うばかりの剣、そして盾展開状態もまた見せてもらった。
まじまじと食い入るように大使2人はすっかり見入っていた。
神国の利益は微々たるもの、だがその分繋がりは強固となる、見聞を広める為にもなる。
本当に面倒なら、最初から何もせずにやりたいことだけしている。
面倒事、すなわち問題が起こる可能性を出来る限り全て取り除くことで、時間をより有意義に使えるように、効率的に、合理的にやっているだけだ。
一秒でも多く、心の余裕を持たせることに当てれるように、与える。
そのことへ重きを置いているのだと、つぶさに読み取れたことだろう…
ケイト「という感じで…
会社で働く時間を終えてから最後は、会社内の屋上から空間トンネルを使ってサポちゃんと共に空も飛べますし
会社から外に出た、会社に張られてある防護結界を通り抜けた時点で、社内サポちゃんが把握しタイムカードを押してくれるので、出入り口に人が集中したり過密になることを避けられます。
皆同時に退社できるのもまた、空間トンネルと予知があってのもの。
それらを補佐するサポちゃんありきのものとなっております」
資産大使「なるほど…」
軍事大使「…その話を聞いて俄然興味がわいてきたな」微笑
ケイト「サポちゃんは学生カード、身分証明にも使えます。
冒険者カードとして使うことも検討していますが…
ダンジョン内においては空間収納庫までとしています」
資産大使「ほお。それは何故だ?」
ケイト「神の力を介して送受信しているので、ダンジョンが神と誤認してしまいます。
なので、サポちゃんを入れないようにしています。
でも空間収納庫を得たとして、サポーターでなければ出したり入れたりするタイミングは掴めない。
軽く見ないことを推奨します^^」
軍事大使「なるほど。実によく考え込まれている」
ケイト「お褒めに預かり光栄です(お辞儀)
サポちゃんに出来ること、要点を纏めますと…
安心して集中できる、問題になるかもと気にしなくてよくなる。
それらは意外と大きいです。
例に挙げると…」