第12章 手伝いと修業
遠征2日前
ケイト「おっしゃ今日も一気に終わらせて修業三昧すっぞおおおおおおお!!!」
『おおおおおおおお!!!』
朝御飯の後で凄まじい勢いで走っていくのを見送る中、修業は10時から15時までと刻限を決めた。
昼御飯は合間を各々で作りつつ食べるらしい。
フィン「ああまで一丸にさせるとは…
どうやら彼女には、率いる者の才能があるかもしれないね(微笑))
さて、僕も負けずに終わらせないと」そそくさ←執務室へ歩いていった
ラウル「それにしてもケイトさん、何でそんなに親身にしてくれるんすか?」
ケイト「え?」
ラウル「いや、普通の人達はそういうの中々しない方っすから」
ケイト「んー。理由は昨日言った通りで、一泡吹かせたいからかな^^
フィン、滅多なことじゃ驚かないでしょ?
ドンとのリバーシ勝負の時でも顔色変えずに逆転勝ちするしさあ。
だからそのフィンの予想を遥かに上回る戦力にできれば、もっと驚くしロキ・ファミリアでやれることだって増えるでしょ?
それにさ、どんな強者だって裏の裏の裏の裏をかければ勝てる!
そう思ってるから。
だから私は、皆が強者に勝つ所が見たい、また一緒に帰ってこんな風に過ごしたい!
それだけなんだ^^」にこにこ
ラウル「…(くす)
ケイトさんって…いい人っすよね^^底抜けの」くすくす
ケイト「?そう?私、悪い人としか言われたことないからあまりよくわかんない;
ここに来てからはよく言われるけどさあ」
ラウル「その人達は見る目が無かったんすよ、きっと^^」にこにこ
ケイト「そう言ってくれるラウル達だっていい人だよ^^」
ラウル「い!?//…そ、そうっすか?^^//;」後ろ頭かく
ケイト「うん。そう言ってもらったの、なんだかとっても嬉しい^^//」
ラウル「な、なんか恥ずかしいっすよ^^//;」←照れ臭そうにもじもじしながら距離を取る
ケイト「ふっふっふっ。これぞ逆襲だー!がおーっ!」にや←襲い掛かる真似をする
ラウル「ケイトさんって天使っすよねえ…」ぼそ
ケイト「?なんか言った?」きょとん←聞こえなかった人
ラウル「いや、何でもないっす!//(あわあわ)
(団長、こんな人と一緒になれるんすよね?…いいなあ//」じー
仕事は皆で協力したお陰か、予定よりも早い時間に終わった。