第71章 改革
ケイト「?どしたの?フィン。黙り込んで」
フィン「ケイト…共存を可能にする為に、国境を無くす。その意味は一体?」
ケイト「価値観を同じにしてはいけないんだと思う。
出来る幅が同じになっちゃうから、見えるものも同じになって、制限されちゃうから…
皆が揃って始めて――世界だと思う
だからまあ―違いを全面に押し出して、個性とすること
ひとつしかない
思い通りになんて動かない
想像の域なんて簡単に通り越す
それが人であり、個性がある最大の利点だと思う
それを生かし合う体制…
『改革』を起こす」
『ぶふっ!!
………………』
ケイト「世界全土で、統一させる
『異なる価値観は悪ではない。
新たな見解と気付き、唯一無二の個を生み出す、宝庫だ。
己では出来ない範囲を支えてくれる、相棒』だと
異なるからと、己より劣るからと、一分野しか見ずに、下に見られ、虐げられてきた人もいる。
でも違った苦しみもある。その人にしか理解出来ないものも…
一つにするには…何か大きな目標に向かわせないと。
それこそ全員が食らい付くような…
生活をよりよくする為に、ぐらいしかないのが辛いところかなあ?;」
頭を悩ませている。
ケイト「神の力を使えている内はいい。
だが、神の力がなくても、今後もずっと続けていってもらわなくては困る。
ないので出来ませんじゃ次世代が困ることになる。
その価値観だからこそ出来ないことがある。それを重視する体制を創る。
劣る側面ではなく、よい側面を見、どう生かすか、
それを見出だせるものにこそ、上に立つ資格あり、とする?
互いに支え合い、引き出し合い、それを明確に目に見える形でランキング付けし、国同士で競わせる。
という体制を作るのはどうかな?」
フィン「ケイト…話を変えてしまって済まない;」
ケイト「ん?何が?」
フィン「随分と一風変わった…」
アスフィ「お見逸れしました」お辞儀
ケイト「?どこが?(きょとん)
それより国内でもランキング付けする?
一番だと手当てが厚いとか、税金免除とか…ここだと税金0だから賞金かな?
そんなこと(いじめ)へかかりきりになれる時間をなくせるほど、高水準にするよう一丸となることで生活がより良くなる。←3403ページ参照
それに夢中になれるよう工夫すればいいと思うんだけど」