第71章 改革
アスフィ「そういった深い所も見れるのが…」
フィン「ああ、流石としか言いようがない」
ケイト「ペースも何もなく、追い詰めていくだけではそれはただの「いじめ」だ。
本人のことを考えてないから出来ること。
だから…人を、命として大事に出来ない、自分の人生をより良くする為の「道具」としか見れない奴は…ただでは済まさない。
済ませてはいけない。
誠意も感じないと、己のミスを棚上げする。相手の境遇も時期も何があってのミスかも見ようとも思わない奴なら、話は別だ。
自分好みになれ、自分好みに動け。
今やれ、今動け、する内容はこうだろ。
そう求めていることの自覚もないんだろ?
同じ人同士で、合わない奴等同士で、共同生活させる。
「不愉快なんだよ!」
「いや、お前の行動を不愉快に感じてる奴等はどうしたらいいんだよ。
自分のことばっかだな、お前。
人にされたらどう思うか考えたことあんのか?
同じように、昔何々された。謝れ。誠意を見せろ。感じねえな。って、ずっとやってみようか?
感情のままに求めてるだけだろ。
周りやされてる人から許容されているのをいいことにさ。
てめえの普通が全人類の普通と求められること、変えろと脅迫させられて変わって当然とされることの方が、不愉快極まりないよ」
ってな感じなやり取りでも見せるべきかも…
『人からされて嫌なこと』は、最低でもすんな。と…
…でも…出来ないからこそ、出来ることもあるんだよな。
私には出来ないことが、出来る…
そういう風に、お互い想って、捉えて、支え合っていけたらいいんだけどなあ……」
フィン「なら、自分へのいじめはやめようね?」
ケイト「あうっ;」ぐさっ!
フィン「追い込み過ぎだし追い詰め過ぎだ。
でも囲ってるように見えるかもしれないね」
ケイト「?私がいて欲しいと引き留めてるんじゃなく、周りからそう来ているのに?」
フィン「いる奴はいるんだよ;(苦悶嘆息)
はああっ」
アスフィ「放っときましょう。負け犬の遠吠えです。
人望の無い人の僻みでしょう」きっぱり淡々
ケイト「???
それよりも…
いじめをした者達と傍観者への法案を、しっかりと土台を固めた方がいい。
急務だと思う」
アスフィ「守る為、ですね…同盟国に住む者達も」
フィン「……」←黙ったまま顎に手を当て考え込む