第71章 改革
なで←フィンが背を撫でる
ケイト「私には…そうは思えない……
最低だって、思いたい自分と…いい人だって思いたい自分とがせめぎ合って…
ぐちゃぐちゃになって、自分という存在まで全部おかしいんじゃないかって気にさえなってくる。
……自分なんて要らないって、あの頃の自分が帰ってくる…戻ってきて…
今はもう実の父親がいないんだって安堵と、だから余計に並盛の人達を放っておけない、放っておきたくない、助けたいって想いが止められなくなって…
あーーーもう!;ぐっちゃぐちゃあああああ;;←号泣&頭かきむしる
複雑…なんだよなあ…
純粋に好きだって思えたら…どんなに楽かなあ…
でも…もう、出来ない。出来る訳がない。
いっそ最初からいなけりゃ町が平和だったんじゃって思えてくる。
彼のこと、好きって言われた時もさ…
ああ…また、やるんだって。
皆、そういう風な所しか見ないんだって…
誰も…助けてくれないんだって…
守ってはくれないんだな、と…
一人も…いないんだなと……
不思議と、当時の感情も入り混じって、思っちゃう;」たらたら
アスフィ「…厳し過ぎません?;」
ケイト「いや、まあ…おんなじ過ぎてさ、状況が…(ずうううん)
当然のことのように求めてこられるのって…いい人だって言うのが普通ってされるのって…かなり、きついよ。個人的にだけど…
純粋な目で見れなくなるって…結構、辛いし、きつい。
皆、各々…暮らしてきて、生きてきて…色々あって…その人にしかわからないものもあって…
だから純粋に思えないってことになるんじゃないのかなと、それも相性もあるとか、何とか…あるだろうけど……
人間って…難しいね……」
アスフィ「深く考え込み過ぎでは?」
ケイト「私もそう思う^^;
もっと単純だったら、よかったのにね…」
フィン「そうだね…」
ケイト「でも…それだったら…こんな風に、不思議とかみ合うことも無かったのかもしれない。
複雑だからこそ、為せる業(わざ)なのかも…」
フィン「うん…
確かに、そう思う時は僕もあるよ」微笑&頭撫で
アスフィ「そう考えると、とても不思議ですね…」微笑
ケイト「でも…不思議とかみ合わないこともあるんだよねえ^^;」あはは
フィン「その時はその時さ」ふっ&肩すくめ
アスフィ「そうですね^^」ふふっ