第70章 新天地
じゃあ虐待を受け続けた人はどうなるの!?
ただでさえ自分に厳しく甘えることもなく安らぎも何もないまま、そんな人を同じように言わないでよ!!
実の父に殺されかけ続ける気持ちがわかる!?実の母に、いじめられても当て逃げで包帯まみれでも通えと言われた時の気持ちがわかる!?自分の気持ちなどどうでもいいと操り人形のように生きなければならない環境がわかる!!?
そんな環境で!!心の余裕なんてどこに生まれるのよ!!!そんな状態でミスなく全て完璧に?あなたたちのような恵まれた状況でもないのに!!?当たり散らさないだけでも不思議よ!
ケイト「疲れるだけだよ…
お互い、すり減って、いたいだけだよ…
やめよ?
私は…まだ、大丈夫だから……^^
まだ……」
ピシリ
歯車(ケイト)の大きな傷が、音をたて、崩れていく…
心が、死んで行く――
そんなあなただから…余計に、ジッとなんてしていられなかった。
出来るはずもなかった…
気付けば走り出していた…
フィン「ケイトを悪い人とすれば、いたぶりと判定される。
それは…誰にも助けを求めない、頼らない姿勢にある。
ただでさえ酷い環境だ。頼れない場所でもある。そんな中ですればどうなる?
誰も助けてくれない中で、何を光とすればいい?だから彼女は『自らの死』を何よりも切望し、希望とした…」
その伝わってくる現状に、耐えられなかった…
人を犠牲にしなければ笑えない奴等
そんな人達に対しても、ケイトは人の失敗には目を瞑る。
ケイト「いくらでもされてきた。謝罪なんてされたことなんてまず一度もない。
実の父親にだって何回も何回も何回も何回も何回も何回もされてきたし謝られたことなんて一度もないし
それ所かもう回数毎に謝られたってキリないし数え切れないし数として認識できないレベルだし
しかも本人は繰り返さない気も守る気もないし、一々謝罪を求めるのも馬鹿らしくなるぜ?あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ^^」遠い目
謝罪を求めたがらない理由は…日々虐待。
人のミスを取り立てる
繰り返す気のない連中なら、言うのは罪にはならない。
だが…繰り返さない気のある連中を、好きに言いたいように言い続けて、やりたいように動かそうとする行動は、正義とは言わない。
人の傷も心も視野に入れない、ただのいたぶり(暴虐)――
