第12章 手伝いと修業
ティオナ「あっはっはっ。サンドバックみたい^^」
ティオネ「真面目にやりなさい!」
レフィーヤ「…ぐふっ…やはり、皆さん…強いです」
アイズ「レフィーヤ、頑張って!」
ケイト「攻撃避けながらでも一瞬で回復させんかああああ!」
治療師『はいいいいいいいい!!;』
そのお陰で攻撃を避ける速度も傷を治す速度も依然にも増して速くなり、泥だらけの中で確かな手応えを感じていた……
対強者戦闘術を叩き込まれたことで、以前よりも遥かに致命傷を得ることが少なくなったのはいうまでもなかった………
が、その成果が形となって見れたのは、遠征の当日…危機に瀕した時であった。
ケイト「よし!次は二人一組!
倒れてる者を背にして防御、決して後ろに通させないこと!
でもってその倒れてる者は立ち上がってその防御の後ろから攻撃!!
疲れてきたら防御役と攻撃役が入れ替わる!
でもって治療師は一番後ろで攻撃役を回復、場合によっては防御役も回復すること!!」
『はい!!』
ひたすら全力で攻撃を続け、高Lv.の冒険者相手にさせられ続けたことで
ある程度の立ち回りは完璧に身に付けつつあった。
ティオネ「そこ防御甘いわよ!」
『はい!;』
ティオナ「力尽くだあああ!!^^」
『うあああああ!;』
ラウル(まさに地獄…でも…強く、なれてる)ぐっ!
ケイト「歯ぁ食い縛れええ!!」
ラウル「はいっす!!」
がきぃん!!
ケイト「いい防御だ!!だが脇腹空いてる!」
ラウル「ごふっ!」
ケイト「立ち止まるな!転がってでも避ける!
相手は止まってくれないぞ!!躊躇なんてしてくれないぞ!!
生き延びろ!!生きろ!!
どんな状況に陥っても負けるものかと食らい付け!!!」
『うおおおおおお!!!』
がきぃん!!!
ケイト「ナイス反撃!!」
戦術を叩き込んで叩いて叩いて叩き込み続ける。
特殊な型などない。決まった動きなどない。選択肢を狭めるだけだから。
状況状況に合わせた柔軟なやり方、立ち回り方をその身で編み出せるよう意図していた…
瞬く間に戦況へ著しい変化を常に与え続ける。
その戦況に合わせて防御や立ち回りに動けるよう、常に攻撃し続け…
そして周囲は、それに応えてみせた。