第70章 新天地
ただし、神殿外の様子は天窓からでなければうかがえないようになっている。
天窓から全方位確認可能、出ることも出来る。
換気は自動で勝手に行われ、各個人にとって快適となるように自動調節されるので心配も要らない。←3170ページ参照
音の響き方でも大きさでも同様に、各個人で不快にならないよう自動調節される。
先程挙げた各個人で異なる光の強弱も同様の理由、自動調節によるものだ。
部屋リーダー「階を作って増やすのはいいけど部屋の入り口側だけは皆開けとけよ~!」
「天窓から全階へ通達!
雲の流れが急!天候が崩れ雨が降る模様で在ります!」
秘密基地感が半端ない…
リーダー「おう!お勤めご苦労!
こうやって声も届けやすくもなる!
すぐ出れるようにする為だからな~!」
『お~!!』
廊下の天窓からも外へ出れる。
衝突の心配もなく、衝突しないよう意識せずとも空間トンネル(3329ページ参照)により、心置きなく全速力で避難できる。
ケイト自身、その為に『空間トンネル』を作ったのだろう…
皆が皆、気兼ねなく、自由に飛べるよう、各個人で異なるようにと……
礼拝堂でも同じく各階創造が出来、何人でもずっといても大丈夫。
神石があるので食料も必要分いつでも神気をもとにタダで生産され、空間瞬間移動で配布される。
住民達は…神石がこれだけ近いのだから確実に守られる、と思われている。
付け加えておくが…
神石の有効範囲は強弱無く、距離も関係なく、結界内全てに及ぶ。
全員どこにいようが守り抜かれる。
連理木により神国内全てが聖域とされたことに伴い強化された、神々をも超越した強大過ぎる『理外の神力(皆への愛)』で…←3141ページ参照
「ちょっと飽きてきた…」
「そうか…
ほれ、これ見?」
「ん?」
「階段だって作れるぞ?←透明な床が階段状になってゆく
好きに作ってみるか?」
「うん!//(おおおおお!!//」微笑
それから建築の楽しさに目覚めたのか…
「俺、建築技師になる!」キラキラ
「おう!頑張れ^^」
「領主様みたいなすっごいの作る!//」ふんすっ!
「それは楽しみだな!」キラキラ
馬鹿にしない。
というのも、適性があることをリーダーが把握していたからこそだ。
後に…その男の子は、新たな建築法を作る建築技師となる。