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Unlimited【ダンまち】

第70章 新天地





それは5分で心身を元気にする『ベッドカプセル』として喝采を受けた。

ホテルや温泉所で誰でも受けれるようにしている。


当初↓

ケイト「100円でいい?
でも何回も利用される可能性が…」

「10000円です!
開発費どれだけかかったと思ってるんですか;」

ケイト「1000円で、お手頃で気軽に出来るようにしたい。
でもって心身共に健康で、幸せでいて欲しい。

有効期間も5日しか持たないし…全能感すら覚えるらしいけれど…;」


実際に受けてもらった↓

「力が沸き上がってくる!!
今なら3徹、いや5徹は出来る!!」
ケイト「やるなよ!!?;

あ、いくらでも治るから無茶をしていいって訳でもないよ!?;
ちゃんと休んでね!無理したら逮捕!!治療場か警察にぶち込むからね!!?;」

「今なら何でも出来るぞおおおおおおおお!!!!」


早い話、全身の滞っていた部分を強制的に活発化させ、全盛期とも言える状態を引き出す。

全身に酸素等の不足成分に当たるものを送り込み、疲れていた細胞も一気にリフレッシュさせ、働きを最大限レベルへ改善させた結果でもある。
ただし、筋力とか骨の力とかは変わってないので注意。



ケイト「…アドレナリン、出過ぎてない?;」

フィン「ただ気分が高揚しているだけのようだね…
交感神経と副交感神経のバランスもちょうどいいらしいから」

糖尿病でも、血糖値を下げるインスリンを分泌する膵β(B)細胞が弱っている場合=2型なら同様に細胞そのものを回復させて全快状態にし、運動や食事に関して改善案を出している。
味も量も変わらずカロリーや糖分だけ減らすという治療料理まで生み出された。運動でも同様に、動かず寝ている間に自動で血糖値を消費するよう自動調節してくれるベッド器具まで…
後者は運動する暇もないほど忙しい患者向けとなっている。

先天性の1型は流石に組織ごと自家移植させた方が早い、治療費は10万円。


それらに伴い…移住希望者が後を絶たず、300万人に達した。

投票した際の50万人から遥かに跳ね上がっており…
その要因は定かではないが、一番はやはり寿命以外の死の完全回避だろう。



平穏無事と言われる環境で、

魔法と科学の融合でもある神技術たる文明の中で、


今までにない『新天地』で生きたいと希望するものが、後を絶たなかった…


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