第70章 新天地
神国では、15分の昼寝が義務付けられている。
夜型や夜明け型(1758,1759ページ参照)でも同様に、疲れた時に休憩時間として取るように言われている。
その事の発端は…研究科にある。
昼寝の習慣があっても、その昼寝が1時間以内の高齢者の場合には死亡危険率は昼寝をとらない高齢者と差はなく
昼寝時間が30分以内であればアルツハイマー型痴呆発生の危険率は5分の1まで低下することが報告されている。
それに伴い、30分以上であれば逆に死亡危険率が上がることから、夜の睡眠以外での睡眠は15分ということになった。
何でも自発的に起きるようにし、習慣化していくのが一番いいとのこと…
ちなみに、睡眠時間でも8時間が研究上体には一番いいと判断された。
が、ショートスリーパーという短時間での睡眠でないとすっきりしないタイプもいる。
なので、各自に合わせた質の良い睡眠時間を取るようにとされている。
ぐっすり眠れたと感じることが出来る時間を試して見定め、ベストな睡眠時間となる数字を洗い出し、習慣化する。
目標は、日中身体の重だるさや眠気を感じない状態を維持できる睡眠時間をしっかり確保すること。
睡眠は心身の健康を維持する為のメンテナンス時間だから、十分な睡眠が取れないと疲労はどんどん蓄積してしまう。
事の危険性を示し、その上で皆がよりよく、健康で、幸せに過ごせるよう、時間を無駄なく有意義に過ごせるように、と記されていた。
これは余談だが、寝る子は育つということで各々の成長期に合わせて睡眠時間をしっかりと取るようにと言われている。
睡眠時間を削るのもダメ。
理由は…コストパフォーマンスが落ち、効率も下がり、ミスも増える、と悪いことずくめに繋がるからだ。
そうなれば負のループ、悪循環へはまる可能性が上がる。
要は…休む時、働く時は、しっかりとメリハリを付けて、無理のないようにということだ。
神国内での文明で、発展を迎えた。
治療場での、医療技術の異様な発展。
寛解ではなく全ての完治が可能となり、どんな怪我も病気も一瞬で治し、最高入院期間が1週間(8日、3051,3076ページ参照)から3日へ縮まった。←3218ページ参照
生まれ持った精神障害は人格改変となるので別として。←3219ページ参照
アルツハイマー型認知症も完治可能となった。