第11章 雪と真相
フィン「なるほど。
確かにそうしておけば怪我人が出た際にはすぐに対応できる。
よく考えれたね^^」
ケイト「もお。子供じゃないんだよ?
ちゃんと頭回して回して頑張ったんだから!
一応伝えてから行くべきかな?って思ったけど…個人的なお願いのつもりだったから」
フィン「で、結果的に足元を見られてクエストを申し込まれたと」
ケイト「う;ごめんなさい;」
フィン「いいよ。
前回の遠征でロキ・ファミリアは火の車になっていた。
ちょうど資金集めをするつもりだったし、いい機会だと思えば見逃せる。
その上、リスクもちゃんと考えこまれている。
もし一刻を争う場合、ホームに置けば違う場所に居た時だと持ち運び時間がかかり危険。
緊急馬車ならすぐに行けるとしても遅ければ死ぬ。
もし持って行くとしても、他の方でその状態に陥れば困難だ」
ケイト「じゃあいる場所を示すよう通信機に仕込もうか?
あと緊急用でロキにも連絡できるよう緊急通信端末を作るよ」
フィン「ああ。助かるよ(微笑)
何かといつも助けられているな。君には」
ケイト「お互い様。
一々気にしなくていいよ。やりたくてやってるだけだもの^^」
フィン「ふふっ^^
その台詞、そのまま返してもいいかな?」
ケイト「こりゃ一本取られましたー^^;」ぺちっ←自分の額叩く
『ぷっ)ふふっ(肩震)
はっはっはっはっはっはっ^^』
顔を見合わせた後、どちらからともなく笑った。
そんなやり取りが楽しくて、それが幸せで…ここに来れてよかったと、心から想った。
ロキ、契りを結んでくれて…ここに入れてくれて、本当にありがとう……
お陰で、幸せでいっぱいだよ^^//
ロキ「気にせんでええで!うちも欲しかったし!」ひょこっ
ケイト「え!!?心読み取られた!?」くるっ!←ロキのいる方へ振り替える
フィン「どこから来たんだい?;」苦笑
ロキ「愛の通路やb」キラーン
ケイト「あ!そう言えばまだ教えてもらってない!」
ロキ「おっしゃ今から教えるで~!!」
ケイト「よっしゃやってやるううう!!」
ぴゅううううううう
フィン「…ふう(溜息)
執務に集中するかな」ぼそ←少し寂しそうな声
その後、リヴェリアの部屋の窓に差し掛かった時
たまたま着替え中に遭遇して、ロキ共々正座させられて説教された。