第69章 文明開化
ケイト「……裏切られた…か……
確かにそうだね…
信頼して、何度も力を貸して…でもこっちの肝心な時、真剣に取り合われたことがなかった。
肝心の助けて、に応えてくれなかった。助けてくれなかった。
結局は…一番大事なのは自分だった。
それを、その現実を、逃げられないほど、まざまざと見せつけられて…余計、角が立ったんだろうね。
それで深い傷となって…見るだけで吐き気が……
あー!そういうことだったんだ…(伸び)
やっと…謎が解けた、自分の気持ちと心…;」
フィン「そこすらもわかっていなかったようだね^^;
僕自身、今気付いたばかりだったのだけれど(苦笑)
遅くなってしまって済まない」お辞儀
ケイト「いやいやこちらこそ(お辞儀)
自分の感情や気持ちのことなのに、中々気付けなかった…;
自分のことなのに、さ…
いつも指摘を受けて、助けられてるよ。
間違った時も、迷った時も…切羽詰まった時も、さ…
本当に、ありがとう…(微笑)
もし、必要になったら、ちゃんと教えてね?
全力、全身全霊で答えるよ!」ふんすっ!
フィン「ああ…頼りにしているよ^^」
ケイト「私だって頼りにしているよ!
あ、間違えた!;
任せて!!;」たらたら
フィン「ふふっ)ああ^^」くすくす
ケイト「何で負けじと…;」チーン
両膝を抱え込み沈み込む、見るからに反省中のポーズ…
そう悔やむ姿も、見ていて愛しかった。
フィン「多分、僕が君を頼りに思っている以上に、
君は僕を頼りに思っている。誇っている、愛している。と言いたかったんじゃないのかな?^^」
ケイト「あ!それだ!!」
フィン「だからこそ、負けじとつい突っぱねてしまったんだろうね…
愛し過ぎるが故に…^^//」くすくす
ケイト「…///」ぽっ
なでなで
図星なのか赤面し、恥ずかしそうに顔を俯かせるケイトに、僕は微笑みかけて頬を撫でた。
精霊王の森から自宅の夫婦部屋へ移動し、ベッドの上に腰掛けたまま、ついあれこれと話を弾ませてしまっていた。
フィン「まず君が身に付けるべきは…
人のことと流せるようになること、強がらず頼ることだね」
ケイト「はい!」敬礼
気付けばもう昼を過ぎていて…
軽食は食べたがまだちゃんとした料理は食べてない。
栄養は足りてないだろうと思い、立ち上がった。