第69章 文明開化
人間の中には愚か者はいる。
それだけは何年経とうが揺るがない。
たとえ表面上は守れても、目の届かない裏、陰で何かしら自由にするものだ。
その罪を、逮捕して償わせ教える。
幼子なら、親がしっかりと教え、導く。
先生に丸投げしたり、教えるのを怠り人のせいにするのは言語道断だ。
だからこそなのだろうか…
4歳か5歳くらいから少しずつ他人の心を理解できるようになり、徐々に複雑な人間関係にも対応できるようになっていく。
なので、許されるのは8歳までとしている←1832,2539,2566,2849,3037ページ参照
中等部=5歳から自分がしたことに責任を取ろうと『自ら』動くよう教育する←3037ページ参照
将来の職業を選ぶのも8歳になってから。
成人となる15歳から見て、中間点を過ぎたからだ。
初等部(0~3歳)では他者の違いを受け入れ、中等部(4~9歳)では相手のことを考える。
既に5歳の内に出来ている者もいれば、6歳になってようやくという人もいる。
7歳で学年全員が出来るようになっていた。それより上の学年も含めて…
なので、逮捕されないのは7歳まで、8歳から他と変わらず逮捕される、と記されている。
校長「8歳からは責任ある立場として、『出来る限り』相手のことを考えるように。
そして、愛情や甘え故の言動であった場合、至らぬ場合、合わぬ場合、寛容の精神で受け入れ、流せるように。
他者にとっては全員にしているつもりでも、その中でも合わぬものもいる。
全てに合わせることは不可能。それは合わさせることもです。
無理に合わせることで、己が己で在ることすら叶わなくなってしまう人もいる。
それまでがそれまで故に余裕もないが為に他へ甘える人もおれば、愛情として他から見れば合わぬ言動をする者もいる。
無論、責任を持ち、嫌がれば離れるような優しさを持つものでも…
だからこそ――嫌がらせようというつもりなくしている、そのことが一番重要なのです
意図的でもなく、害意も悪意もないことが。
完璧な人はいない。完璧に等なれない――
だからこそ…誠心誠意努力し、後は胸を張りなさい。
それが己という個だと…
そして合わぬものには、済まないが合わせられないと距離を取りなさい。
互いに傷付かぬように、配慮ある言動を取るよう努めなさい。