第69章 文明開化
ケイト「あっ!;話が逸れちゃった;
んと、一日に何回でもお祈りって話だけどね?」
フィン「うん」
ケイト「それに、一日一日守ってくれてるのに、年に一回とかだけお布施でお金でお祈りして、感謝してますってされても、あんまり嬉しくなくない?
守られてるって思わず、いいことが起こりますようにってその時だけって、誠意を感じない。
と感じてしまうんだよね。あくまで個人の感じ方かもしれないけれど…
一回に纏められるほど気分の悪いことはない!
1年間いじめられてた時、謝罪を一回で纏められてスッゴい気分が悪かったんだからさ!ホントだったら500回ぐらい謝んなきゃ溜飲下がんないよ!同じ回数されたんだからさ!少ない方の数だけど…(ぽつり)
だから私は…ずっと見守って、導いて下さっているから、当たり前と思わず、全部に感謝する!
だから優しくするのも大事にするのも全部当たり前!
あ、自分が神様や人にね?あくまで私の考え方だから」
本人独自のマイルールで動いている
ただし人には押し付けない
あの世の理屈で押し付けることがあったとしても、それはあの世に行った後で苦労して欲しくないという『思い遣り』である。
だが誰もがそうは受け取らない可能性も彼女は知っている。
ケイト「まあ…どうするかは本人の自由なんだけどね?
あくまで私個人のやり方で、示し方かな?
そっちのが誠意を感じるって意味合いで」
フィン「ああ…よくわかるよ、否が応でも伝わってくる…」微笑なでなで
ケイト「考え方がおかしいって言われる時もあるんだよね…
人によって違うのは当たり前なのにさあ…
何で自分がルールみたいに思う人がいるんだろう?
理解できないものはおかしくて、存在さえも許されないのかなあ?
だとしたら…世の中のほぼ全て、理も含めて存在したらいけないことになっちゃうよ」思案顔腕組み
わっかんないなあと頭を悩ませるケイトに、わからなくていいことだよと僕は迷いなく言い聞かせた。
フィン「人は誰もが、自分を基準に物事を考えるからね…」
ケイト「はっ!)なるほど!」瞠目
フィン「だから周りが別の在り方をしていても、「受け入れられない場合」、辛く当たったり、遠ざけようとしたり、人扱いしなかったり、好きにするんだよ…
君が実父を遠ざけたがるようにね…
僕なら迷いなく殺してるけど」ぽつり小声