第69章 文明開化
それからも未だ不慣れなサクラがスカイリングを身に付けるまで
スカイリングを一通り楽しむ最中、上を通りがかった空飛ぶ絨毯の運び屋に驚いていた。
皆に見えないようにも出来るが、宣伝も兼ねてしているのだそう。
絨毯の下となる部分にはヘルメス・ファミリアのマークがついていた。
ファイ「凄いねー…絶景かな絶景かな^^♪」
小狼「!箒にまたがって飛んでいる人もいます!」
サクラ「あれは…?自転車?」
モコナ「飛んでるー♪
お空なのに飛んでるー♪」ぴょんぴょんっ!
ちなみにこれは余談だが…
スカイボードの色合いは
ファイは白地に青のライン、小狼は赤地に黒のライン、サクラはクリーム地に白のライン、モコナは白地に赤のラインだった。
ちなみに黒鋼は…黒に紅のラインだった。
ぶるるるるるるるる
バイクが轟音を立てながら空へ飛んでいく…
が、慌てたように手元にあるスイッチを押すと轟音が消え、騒音もなく飛んで行った。
互いに配慮し合い、気遣い、心遣いを与え合う神国らしい。
と、ここへ来た各国から評判を受けていた。
が…そうとは頑なに受け取らない人も中にはいるにはいる。
その頃、ウォーターパークエリア、プールにいるケイト達は…
ケイト「アルとディ、何で私のパッドを取って遊んでたんだろう…;」
フィン「たまたま見えたそれを引っ張ったらとれたそうだね…^^;」
アル&ディ『キャー!^^//♪』大興奮
そうケイトとフィンが会話し合う中、アルとディが流水滑り台に大興奮していた。
その頃、精霊王の森にて…
猫の飼い方について話し合っていた。
ケイト「本当に大好きなら、本人のやりたいようにさせるのが一番いいんじゃない?
尊重するのが一番だと個人的に思う。
それこそが「される側が」やって欲しいことで、大事にするということなんじゃないのかな?
立場を変えてみたら…押し付けられるのって、結構窮屈だよ?合わないまま押し付けられたら苦しいし、嫌でしょ?
大事に思うやり方も自由だけどさ…
どっちが一番喜んでくれるかなって考えて動いてくれたり、試してくれる方が、その上で意思や心を尊重してくれる方が、されて嬉しいよ…
流石に悪いこと(悪事)は止めるけどね?
猫に限らず、人も、動物も、そこは皆同じだと思うよ。
だから、それを神国のルールにしたの」