第69章 文明開化
ファイ「それに関しては、予め繋がり合わないようにって機能も加えた上で作ったから、らしいよ。
作る前に機能を最初からいれておくのがポイントなんだって」
『なるほどー』
モコナ「ファイ物知り!」
ファイ「あはは、この国の魔導士に教えてもらったからねー^^♪」
小狼「魔法使いのことですか?」
ファイ「うん。
何でも、魔術式を使わないで魔法を行使する人のことらしいよ?
魔術式を使って魔法を行使する人のことを、魔術士って呼ぶんだって。
総称して『魔法士』って呼び方もできたみたい」
『ほお&へえー』
ファイ「魔導士の中でも一線を画すのが、魔法円(魔導持ち)を発動できる人。
より強くして撃てるからなんだって。
魔法石や魔力金属、って杖に付けるものがあって、それでも魔法を強化できるって教わったよ?」
サクラ「魔法文明…なのでしょうか?」
ファイ「うん、そこから神に至って、神技術を用いた『神文明』を作って、その時に理に干渉して発動する魔術式ができたんだって。
その後で、外の同盟国にある科学文明も取り入れて、3つの文明の長所を取り合って補い合うようにして作られたそうだよ?」
小狼「なるほど」
モコナ「でもでも、それって…かなり凄いことなんじゃない?」
ファイ「うん!スッゴい裕福な生活をしているらしいよ?^^
貧富の差なんて関係なしに、同盟国内では豊かな水準が保たれているんだって。神国からの家具の無償寄付で」
モコナ「水道も?」
ファイ「うん!
電気も火も熱も同じで、魔力を元にして自家発電しているから永続的にね?」
小狼「つまり…食品や衣服、個人で買う物以外がタダ?」
ファイ「そうなるねえ。税金も要らないらしいし…
要るとしても、アップデートされる時にほんの少しぐらいじゃないかな?」
『……お金がどんどん増えていく…』遠い目
ファイ「だから市民登録して、無償で各家庭に合わせた最新式のを貰えるようにって思う人が後を絶たないらしいよ?」
黒鋼「すげえな…」
ファイ「このスカイボードを作ったのもケイトちゃんらしいし」←1354,1455ページ参照
小狼「……これは無償ではなかった気が…」
ファイ「小物だからね^^
付属機能がものすんごいけど♪
確か自然治癒力を高める機能、回復機能、解毒機能、緊急機能」←1357,3078ページ参照