第69章 文明開化
が、生まれ持った精神障害までは人格改変になり兼ねないので不可能とされている。あくまで個性という認識を持つようにとすすめられている。
ついでに言うと…
それに伴い、神国治療場に所属及び勤務している医師等の医療従事者、実習生、研修生にとってもまたいい経験となっている。
様々な病気、傾向、見たことのない未知のそれらに直に触れ
どうしてこう治すのかの議論を神技術(2350,2612ページ参照)で全て実証され
『神国所属医療従事者』というだけで、かなりの力量を持つという定評を受けている。
その頃、小狼達は…
5人揃って、スカイボード教習所にいた。
その眼前には、直径及び高さ9.88km(3169ページ参照)に渡る絶景が一望出来るように在り…
余りの圧巻ぶりに皆揃って固まり、息をのんでいた。
黒鋼「にしても…すっげえ眺めだな」
サクラ「はい…」
小狼「やっぱり…これを作るのに、かなりの年月を費やしたのではないでしょうか?」
モコナ「んー…6日で作ったって言われてるよ?」
『え!!?;』
モコナ「ほら、マップに書いてる!
製作期間5/31~6/6、開催式6/11って」
6/5(1412,1486ページ参照)、音速飛空艇が出来たことにより8割方終えていた工程が加速し1日で完了する。
そう音速飛空艇に書かれた文面を見せながらモコナが指摘する中…皆は一堂に驚きを隠せずにいた。
サクラ「凄い…」
小狼「かなりの人員を総動員したんでしょうか…;」
モコナ「ねー」
小狼達が目を白黒させる中、黒鋼が不服そうに呟いた。
黒鋼「んなことする奴には見えねえが…;」
モコナ「?どういう意味?」
黒鋼「あいつは人に頼るぐらいなら自力で全部するだろ。
本当に無理な状況下にならなきゃ頼らねえよ…
そういう奴だ…見てたら何となくわかる」
『おおー』
モコナ「でもでも…無理じゃない?」
ファイ「ううん…
ここの地面の上のは人に力を借りたみたいだけれど…←1351~1365ページ参照
雲王国エリアや外界エリアを一人で全て一瞬で作ったのは
ケイトちゃん、ここの王様だよ」
『え!!?』
ファイ「何でも働き手になろうとする人が飽和状態になり掛けて、その為に作ったみたいだね…
今後は異空間建築でどうとでも出来るからもう増やす予定はないようだけれど…