第69章 文明開化

ケイト「うん、そこは私もそう思って
フィン「未来で自らが殺した相手を現在で前にしても動じず、山本を助けた恩義も一切感じず、今も悪人と決め付けて接するばかりか、それまでの言動全てを棚に上げて、己の窮地の時だけ呼び出して集め、「力も一度として貸したことのない、交流を一切自ら取ろうとしたこともない相手」を前に、ずけずけと力を貸して欲しいと頼む、頭のおかしいクズだろう！？」
ケイト「よくここまで言い連ねられるなあ…；）

まあ…敵サイドから見れば害される以外のことは何もされてないからね、『お互いに』。
よくもまあ、これまで交流も何もせず、助けたこともない相手に力を貸して欲しいんだと言えたもんだ…

私なら死んでも言えないし思えないよ…一人で死ぬ（真剣
はっ！）のはダメだから…；（たらたら）

……フィン達や、理解してくれる相手にだけに頼るよ（溜め息）
ああ、心苦しい；」半泣

フィン「兎も角！

防ぐ？
出来るはずもないだろう！そんな奴に！
殺戮者の中でも最もタチが悪い！

そんな輩、二度と出す訳にはいかない！」

ケイト「いや、ここには子孫も含めて出来ない相手しか入れないし国民にもなれんから。出ようがないから…

でも気を付けないと…
そういうのって、これは大丈夫とか油断とか慢心から生まれそうだし…」

フィン「出す訳にはいかないというのは、『この世に』だ！」

ケイト「うん…そっか……そうだよね……
皆、消されちゃうし…

で、出さない為にはどうすれば0に近く出来るの？

流石にあそこまでやっておいて誰も追求しないのは珍しいとも思うけど」ぽつり

フィン「うん…一つの文明として、築き上げることを提案するよ。

いっそ正直に事の顛末を明かして、僕達の全てを賭けた戦いを歴史として刻み！残し！神国の文化として成り立たせる！
それしかない！！」真剣＆遠くを睨視＆拳を握る

ケイト「感嘆）いつになくノリノリだなあ…）

なるほど…
ちゃんと戒めとなるように、明かして、文面に起こそうか。

何故世界が滅ぶことになるのか…

でも一番は、お互いに、ありのままを出し合えるよう配慮し合う、理想を目指すこと。
出来る範囲、頑張ればいい。無理な分は人へ頼ること。

だよね？」

フィン「ああ、頼る前提として努力はしておいてもらいたいね…
どうしても限界な時は誰にでも来るわけだし」