第69章 文明開化

心の中の害する行為は、相手へ害を与えていないのでカウントされない。
陰で誰かに話して悪評をばらまいたり、態度や言動に出して、わかった上で無理にやっている分には別。
強いているのも同様に…

要は実害があるかないかだ。


だが正義というのは本人の価値観や理屈、周りを取り巻く風習やこれまでの習慣、経験、すなわち経緯で変わる。

だからと言って何でも我慢せず害したり何をしてもいいとはならないのが常だね。
そこを自覚した上で、どこまで譲歩し、どこまで貫くか、だ。


ケイト「知らない人にどう合わせればいいの？」

フィン「う～ん…難しい質問だね。
そういう時は…会話しながら知っていくしかない。
そして合わせる。

神の力で無理に引き出せるとしても…された相手はいい気はしないだろう。
その時点で心を閉ざして会話にならないかもしれない。

だから…根気よく付き合い、譲歩し、歩み寄る外ないね」

ケイト「なるほど…

でも敵は余裕を無くしていて、殺すこと以外何も考えていないかもしれない…
話し合いでも、望まれていなかった場合は押し付けかもしれない…」

フィン「会話にならない時は力尽くで相手を止めるしかない。
その時は妊婦なんだから僕を、いない時は仲間を頼ってくれ」

ケイト「うん…わかった。頑張って要請する
フィン「頑張らなきゃ出来ないのか…^^；」

ケイト「が…頑張らずに…頑張って」
フィン「どんな頑張りなのか逆に興味が出るんだが？^^；」

ケイト「あ、あはは…

と、とりあえず…気楽に、頼れるように、するね！」
フィン「とても聞いていて不安になるね」苦笑

ケイト「犯罪法にも追記しておこうかな…

余裕のない時は誰でもある。
お互いに、出来る範囲は既に頑張った末の、目の前の結果である。
懐を広く持って、決め付けず、寛容にそういう時もあると流せるよう、己の器を成長させるよう努めるべし。
と…」メモメモ

フィン「うん…学舎で既にやってたかな…^^；

後、人の望む己の在り方も、幸せの形も人それぞれ。
異性でも同性でも重婚でも結婚は自由、性癖もまあ同意があれば…」

『////』ぼんっ！
ケイト「本人が幸せなら…それで…//

やっぱり、SMしたいの？//
フィン「何でそうなる！？//；」
ケイト「だって気絶するまでしてきたし//」
フィン「違う！！////」