第68章 騒動
あくまで私個人の問題だが…
彼のそれをいい人と言われるのは…
私の今世での実父をいい人と言われるぐらい、痛い言葉なんだ。
でも…それに振り回されるのはもうやめるよ。
今、ここにある世界は守られた。
皆の魂も…皆と共に築いた国も、歴史も…全てが……←3135~3138ページ参照
それでいい…
そう、ケイトの姿勢が、前を向く真剣な表情が、言っていた。
滅神に必死に取り合い、その場では了承されず、神々と話し合うという申し出によりケイトは絶望の淵に佇んでいた。
だからこそ…何もかも諦めたように、絶望したように笑ってしまっていた。
だが…その望み薄なことが守られ、魂も「例の魂の存在による洗脳や毒」から皆浄化されたことにより、3つだけだが…守られた。
元からいない世界にする為、時間を巻き戻して彼に関する魂も含めた全てを消されたのもまた事実だが…
それで、たった一つの魂で…全ての魂、神々までをも消されるよりは余程マシだろう。
あれほど甘やかされた上で…殺しても後悔しないばかりか、ああいう態度を取って何も感じないのだから。
ケイト「あれ…?;」
フィン「?どうかしたのかい?」
ケイト「心の中では暴言やっちゃう時もあるのは地獄落ちに含まれちゃう?;」不安げ&首傾げ
フィン「乗り越える為の方便だろう?^^;
それまで律していったら、それこそ精神が崩壊してしまう。
自制するのは立派だけど、何事も程々にね?」
ケイト「はーい←挙手
私の中ではね!
ふっふーっん!
ちゃんと整理付いたんだよ?」瞑目満面の笑み
フィン「おお…(驚嘆&瞠目)
そうか、よかったね」拍手した後頭を撫でる
ケイト「心の中でね!
人に対して!
害する暴力、心苦しい
害する暴言、心苦しい
壁への暴力暴言、心苦しい!」
フィン「うんうん(想定内だ、知ってる」二度頷く
ケイト「そして…!」
フィン「そして?」
ケイト「心の中での暴力暴言!心苦しい!!」えっへん!
フィン(何もしようがない!!?・・;)驚愕&ぎょっ!
ケイト「だから…
よっぽどの時のみ!ああいう風に心の中でだけ捉えるようにしたんだ!!」ぐっ!←拳握り誇らし気←3188~3189ページ参照
フィン「……(普通の人は皆やってるんだが…^^;」たらたら
テロップ『言わぬが花』