第11章 雪と真相
ケイト「うっ;でもおおおお;;」
ティオネ「だからそこが気に食わないって言ってるのよ!!
あんたの行動は一貫してるわ。それこそ馬鹿みたいにね!
でも一言でいえばなんて言うかわかる?
水臭い!!」
ケイト「水?;水は臭くないよ?;」
ティオネ「そっちじゃないわよ!!
はあ(溜息)
あんたは慣れてないからそうしてるのかもしれないけどね。
今までのやり方じゃ通用しないのよ、ここでは。
ただ一人きりで抱え込んで潰れてくやり方じゃね!」
ケイト「うー;」
ティオネ「いい?
水臭いって言うのはね、もう家族同然なのにろくに肝心のそれをぶつけてこない所よ!!」
ケイト「え?;」
ティオネ「隔てをわざわざ置かず、気を使ってるのはいいのよ?
でも使い過ぎ!!頑張ってるのはわかってるけど他人行儀になってんのよ!」
ケイト「……そうだったの?」
『気付いてなかったの!!?;』
ケイト「え?;」
ティオネ「そういう所がダメなんだってば;」溜息&頭抱
そう言いながら離れ、両肩に手を置きながら再び話し出した。
ティオネ「いい?
あんたが今意識向けるべきなのは、そのあんたの言う大好きな私達と楽しむことよ。
楽しい生活を歩んでいけば、きっと過去だって乗り越えられる。
私自身だってそうなんだから、やるべきことはそれだけでしょ?」
ティオナ「そうそう。いざという時は止めるから!
っていうか、ティオネも結構溜め込んでたんだね?」
ティオネ「そうよ。手のかかる妹分のせいでね」じろ
ケイト「はうっ!;」ぐさっ!!
ティオネ「でも…勘違いしないでよね?
嫌いだからじゃなくって、あんたが大切だから言ってるんだから。
そこんとこ誤解しないように!」ビシッ!
ケイト「……うん」
ティオネ「それを失わないよう護れるように、今ここにいる家族と楽しめるように…
それだけでいいのよ。あんたが考えておくことは。
わざわざ難しく考えて、悩んで、突っ走るんじゃなくてね。
暴走したら是が非でも止める。信じなさい。
あんたができてなかったのはそれだけ。
だから余計に腹立って譲り切れなかったんだけどね?」ゴゴゴゴゴゴ
ケイト「ごめんなさい;」ぺこ