第68章 騒動
ケイト「でも…それは…人として最低限のことで…普通で……」
フィン「もし君が普通の人なら何ら迷いなく周囲へ八つ当たりしているよ。
気にも留めず気にもせずに気持ちも何も考えずに当たり散らすさ」お手上げ
マヤ「頷)そうさね…
たとえ加害者になろうが同類ではないと言い張ること間違いなしだろうね」
精霊王「自分へ完璧を求め過ぎじゃ。
普通の人はお前とは真逆。
人のがよく見えるから、人へ完璧を求めるもの。
お主は人へ優し過ぎる」
ケイト「普通だよ…
だって…私だって出来てないのに、無理をしてまで強いるのはちょっと」
フィン「そう考えられる時点でいい人だとは思えないのか…;」嘆息
マヤ「ただでさえ表面上に出ない、消極的。
虐待を受け続けた弊害のそれに対し、これ幸いとする。
いじめの格好の的だったんだろうね」
「それだけ気負えるということも財産の一つでは?」
フィン「ああ。
普通の人は気にしないで自分のことに集中する。
優し過ぎるよ。
これが誰かの人生になる大本なのかもしれない」
マヤ「それを壊すには…」
フィン「無理に壊す必要ないんじゃないか?」
『?』
フィン「自分を大事に、で、あとは気負わない、人を自分以上に気にし過ぎない。
それでいいんじゃ?
叫びも何もかもおかしなこと、悪いことと口々に言われる。
で、自分を抑圧し続けてきた訳だから…
ちゃんと吐き出す、これが一番重要。
あとは気にし過ぎない、無理しない、頼る…」
ケイト「同じようなことばっかりしてる気がする」
フィン「いやいや、吐き出すが出来てなかっただろう?^^;
いい人じゃない!!!
そう叫んでくれたのは大きいと思うよ」
精霊王「気を遣い過ぎるんじゃ;」
『ホントそう』二度頷く
ケイト「ばっちゃんとじっちゃんはどしたの?何でここに?」
マヤ「あんたの叫びが悲痛過ぎて居ても立っても居られなくなったんだよ←嘆息
「まだやってるのかい…
無責任にぎゃいぎゃい喚く人のことなんざ気にするな!」
って言ってやろうと思ったが…
聞いていた所によると事情も複雑で深刻そうだったからね」
ケイト「そっか…
心配かけてごめんね。
後、色々…考えさせちゃって、嫌な思いも、させちゃって」肩を落とし頭を下げる
マヤ「そんな環境にいたくていたんじゃないだろうに…;」嘆息