第68章 騒動
ケイト「…私はっ
フィン「ずっとされ続けてきた痛みを人へ与えたがらない!!
幼い頃に父母からされてきたからと実父からDVでも虐待でも何でも自由に所有物扱いされ!!それへの仕返しも八つ当たりもせず!!いいようにされ!!殺されかけ!!
実母から娘である君達に縋られ!!選択権は全て奪われ!!ないとばかりに全て強いられ!!言われるまま動くよう望まれ!!動かなければ動くまでヒステリックに叫ばれ!!操り人形にされ!!自由意思を奪われ実父もこれ幸いと助けず更に痛め付け!!温もりとエサを与える!!自由は勉強以外の休憩のみ(外出は共に母か姉との買い物か母姉との遊び以外禁止)!!いないと生きていけないよう動かれるばかり!!
実姉が反抗期を迎えて父母へ反抗し!引き込まれ包丁を持ち出し暴れられ!姉が髪を掴まれ実父に床に頭を叩き付けられる光景に「もうやめてよ」と叫ぶしかなく!姉から自分が教えてついた知識なのだから「頭を返せ」と腕を噛まれ!実母を守ろうと庇い!!鉛筆で右手の甲を刺され!左目に指を入れられ削られ痛みと涙が止まらず!左目が斜視になり両目の乱視が悪化!!そればかりか…失明しかけた!!!」
ケイト「んー…まあ。爪で削られたのが黒目なら失明してたかもね。
でも白目だったから別段大丈夫。バドミントンのラケットで姉に事故で左目をやられた時も大丈夫だったし」
フィン「これだけされて君は何をした!!!?
何もしないばかりか得るものはないと誰も傷付けず!!何も感じないままされるがままだ!!!!
僕なら到底許せない!!!!」
ケイト「だって当たった所で逆効果だし、通報しても何しても外面の良さや証拠を決して残さない徹底ぶりで乗り切られて家に閉じ込められて逆ギレ激昂暴言暴力され続けるだけだし、気に食わないことをしようがしてなかろうが思ったことを何でもする人だし。
実父はそういう家庭だったから仕方ない。押し付けるのもあれだけど当たれなかったのかもだし。
実母は教育費を取ることしか考えてないし実父は離婚したら私を取ると言ってたから余計だったんだろうし。
姉は当たる相手が私か母かしかないし余裕がないんだからしょうがないし。
そこに許すも許さないもなくない?
フィン「君はどうでもいいのか!!?」
ケイト「いや、だから当たってたよ?
私か壁に←自身を指さす
壁は大きくなってから謝ってたけど…」