第68章 騒動
フィン「くす)…そうか…ありがとう」微笑&なで
ケイト「私こそだよ^^」にっこり
なでなで←ケイトの頭を撫でる
ぎゅうっ←ケイトが抱き締めてくる
フィン「で…縛りはどこまでにする?」
ケイト「んっと…
せめて、出来る範囲はして欲しい。ぐらいでとどめておくよ。
「わかっていて一切合切しない」、っていうのが犯罪行為。
ただし…親しい人への信頼行為、甘えなら、また別って感じにする」
フィン「なるほど…うん、それが最高策かな…」
ケイト「でねでね!
さっき言ってた手引書なんだけれど
市民カードと連携して、いつでも無償で、越える為の手段や心構えを調べられるようにするつもり!
それでも無理な場合、いつでも受け付けるようにといった形がいいかな?」
フィン「ああ、無難だね」
ケイト「あと…
手当たり次第に救えば、相手だけではなく、自分も、周囲も、既にここにいる国民も、皆も、不幸にする。
誰でも彼でも助けて取り入れていては国は瓦解する。
周囲へ不安を与え、不和をもたらすものを助けてしまえば、国へ入れば、内部崩壊する。
しっかり選ばなければならない。
だからそこは予知を見れる神石に任せて…」
フィン「既に死ぬタイミングで救われるようにしているからね…国民になれる人は。
最初の頃は3000人しかいなかったのに…気付けば難民も含めれば5万人だ」
ケイト「そんなに!?;」瞠目
フィン「気付いてなかったのか…^^;」
ケイト「…中々…忙しくって…;」遠い目&視線逸らし←離れる
フィン「ちなみに、君がどれだけ支持されているかを投票してもらった所…
支持率は50万だったよ」
ケイト「何で10倍!!?・・;」
フィン「旅人も移住者も挙って投票したみたいでね…非常に好評なようだ」
ケイト「そ…そっか…
き、期待に添えれるよう、頑張らないと;」
フィン「くす)頑張り過ぎて倒れないようにね?
ちゃんと自分を大事に、守る、だろ?」問いかけるように顔を覗き込み笑いかける
ケイト「勿論!」こっくり←深く頷く
その後…
体外にある魔力やエネルギーへの親和性が高い『体内魔力』を持つタイプを知った。
それは感知型と呼ばれ、呼吸で体外魔力やエネルギーを取り込み魔力とする。
その為魔力が永続的に使え、使える範囲が自身の一部と化し感知可能エリアとなる。