第68章 騒動
ケイト「今以上!?;」ガビーン!!
フィン「ああ。少なくとも全世界地獄落ちの魂にはそう在ってくれ。
全世界地獄落ちの共通点は2つ。
主観的=周囲へ配慮しないこと、過ち及び犯罪を繰り返すことに抵抗がないことだ!」
ケイト「え?ああ…
実父は!?;」ぎょっ!
神様『あれでも半数以上なんで大丈夫です』
ケイト「よかったああ;」ほっ←胸撫でおろしてる
神様『ちなみに言うと、ユニも全世界天国行きの魂です』
ケイト「え!!?;」
神様『それでも無理だったのですから気負う必要はないかと』
ケイト「何人いたの!?;」
神様『さあ?何百人いましたかねえ…それもあなたと同様に無下にされましたが』
ケイト「鬼!!;」
フィン「それはどっちに向けてだい?^^;」
ケイト「……どっちも!!;
無限大の平行世界でしょ?更にその無限大の世界1つにつき無限大の未来があるんでしょ?
その中で無理なら最初からさあ!;」
神様『予知が確実か、確定事項に移るまで確認しなければならないので。早とちりで消す訳にもいきませんし』
ケイト「わーん;;;私の時間返せええええ;;」
神様『だから返してます;』
フィン「よしよし^^;」
そう話し合っている最中、マヤと精霊王は話すべきことは終えたとばかりに立ち去り、仕事に入っていった…
夫婦の仕事という名の、別のことに……
それを僕は見て見ぬ振りをして目を逸らし、苦労した時間は何だったのと嘆き泣きじゃくるケイトを宥めることに専念した。
ケイト「ぐすんっ…;」
フィン「言い方がきついようだけれど、はっきり言って何の意味もない。
そんな奴、救おうとするな。時間の無駄だ」
ケイト「でもフィン…
多分…見えない人からすれば、自分の理屈を押し付けてるのと変わらないように見えてるのだと思う。
あの世の理屈を今押し付けた所で、ここはあの世ではないんだから好きにさせろってさ。
あの世に行ってからではどうにもならないからこの世の内に言っていても、だ。
だから…そう受け止める人は勝手に落ちてろ、ぐらいの認識でないとダメ?」
フィン「ダメだね…
神の子だというのなら、ちゃんと厳しさも見据えておかないと。
優しさだけで全てが救われるなら、最初からこんなことにはなっていない。
早々に見切りをつけた方がいい」
ケイト「…そっか」俯く