第68章 騒動
ケイト「そんなに…かなあ?;」
フィン「ただ1人として味方も聞く人も理解者も助けてくれる人もおらず孤立無援かつ四面楚歌に立たされ続けてもなお助けられない気持ちがわかるから人を助ける。
『高貴な人』とは…ケイトのように、全てが天国行きの魂らしいよ。
彼と関わったせいで時間も労力も無駄にさせてしまった、と神々は嘆いている。
君と来たら自分の人生全てを懸けてまでして彼を地獄落ちから救おうとしていたからね(嘆息)
結局救えたのは無限大の内11、子孫まで含めて3のみ。
無限大の内、無限大の君とはえらい違いだ。
だから…もっと自分に自信を持つようにね」
ケイト「……う…うん…」
フィン「?今一釈然としないようだね…何か問題でも?」
ケイト「うーんとね…それって神様のことだと思うよ?
高貴な人」
フィン「それこそ言うまでもないだろう?^^;
君のように神に近い思考、理屈を持っている。
後は自分を犠牲にすることを極力減らして大事にさえすれば届く魂。
その魂のことを言うらしいよ…
だからこそ君という魂が全部天国行きなのだとか」
ケイト「私よくわかんない」
がくうっ!!←こける
マヤ「脳が理解を避けてるんだろうね…慢心を防ぐ為に…無意識の内に」
精霊王「先がないからのお、慢心してしまえば;」
フィン「なるほど…成長が止まるから、か」
マヤ「もうちょっと簡単に言えないかい?」
ケイト「あ、でもわかってることもあるよ?」
『ん?』
ケイト「人への大事にする心掛けはそのままでいいから、自分を大事にすることを出来るようになること!
そう言われてる!」
『わかってるんだか、わかってないんだか…』う~ん←腕組み困ったように頭を捻る
ケイト「私頑張る!」ぐっ!!
そう叫び拳を握り微笑むケイトを見やりながら、僕はあることを考えていた。
まあ…彼のように、無限大の世界を平行世界も含め魂ごと全て無に帰す魂、その元凶たるそれを全ての為に消したのはわかる…
始祖神の最初の記憶と同じ状況にさせない為にしたのもわかる。
全てが無の内、己しか存在しない環境というのも耐えられないだろう…学びもないだろう…
……神々が動く理由も、やっとわかった…
一度調べてみるか…始祖神が生まれる以前のことを
神様『その必要はありません』
!!
神様『私が教えます!』